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警戒ステージへの移行について(テキスト版)

おかげさまで感染状況、医療提供体制ともに大きく改善しておりますので、「ステージ3」指標に基づき、本県の状況は「警戒ステージ(ステージ3)」になったことを確認いたしました。また、医療提供体制の非常事態も脱することができました。

国に対しても、緊急事態宣言は9月30日をもって解除することを要請、またその後、状況を最終見極めますが、まん延防止等重点措置を適用しないことを要請することといたします。また、10月1日以降の内容については、来週に最終確認いたしますが、準備の都合もありますので、飲食店等の時間短縮の要請は解除する方向で国と協議することを指示いたしました。

ただ引き続き、こうした基本的な感染対策はしっかりととるということは発信もしていきたいし、お願いもしていきたいと考えています。

大きな2点目、ワクチン接種については、11月末までに希望されるすべての方に、2回目の接種を終えられる取組をしっかりと進めてまいります。国から3回目の接種、いわゆる追加接種の、この時点での考え方等が示されましたので、準備を進めてまいります。

大きな3点目、次の波に備えた対策をしっかりと進めていきたいと思います。

まず医療の提供体制については、強化する観点から、確保病床は維持しますし、中和抗体薬の投与体制も強化いたします。宿泊療養施設では、既に投与の開始がされておりますが、自宅療養者への投与体制を、それぞれしっかりと医療機関と連携しながら構築していきます。この建物の1階にあります、見守り観察ステーションにつきましては、10月1日からは、県立総合病院に、その機能を移転することとし、イベントベースサーベイランスについても、しっかりと円滑に動かせるようにしていきたいと思います。

もう一つは、両立、社会経済文化活動との両立の観点で、ワクチン・検査パッケージの国の技術実証に参加いたします。ホテル等、また、移動、宿泊等、さらにはスポーツイベント等において、どのような活用方策があるのか、まだ十分詳細な制度が出ていないところがありますので、確認しながら、ワクチン接種証明の活用の可能性を探っていきたいと思いますし、「みんなでつくる滋賀県安心・安全認証制度」の更なる普及等を行っていくことといたしました。

約2か月弱にわたります緊急事態の取組に、ご協力いただいた方々に感謝申し上げ、少し、まだ長くなるこの感染症との闘いについて、今回の波の教訓をしっかりと活かして、今後に備えていきたいと思います。

令和3年9月24日

滋賀県知事
三日月大造

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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