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現状認識と「もしサポ滋賀」利用の呼びかけ(令和2年11月9日)

 新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、暦の上でも冬に入り、また寒くなってきたこともあり、先週から新規陽性患者が本県においても増えてきている状況にございます。木曜日が21名、金曜日が9名、そして土曜日が6名、日曜日が2名。本日は、分かっているだけで10人以上ということでございますので、少し改めて注意をしなければならない、そういう状況だと思います。クラスターも発生しておりますので、あらためて注意喚起をしたいと思います。

 現在、「滋賀らしい生活三方よしステージ」というのが今の判断でございます。改めて皆さま方に、こういったことに気をつけようということで、呼びかけていきたいと思います。これは感染リスクが高まるといわれている5つの場面に対して注意をお願いするものでございます。一つ目は飲食を伴う懇親会、二つ目は大人数や長時間におよぶ飲食。やってはいけないということではないですけれども、こういった場面においては特に注意しましょうということです。三つ目はマスクなしでの会話。距離が保てている場合はいいんですけれども、そうじゃない狭い空間でのマスクなしでの会話には気をつけましょう。そして共同生活。これもだめだというわけではないんですけれども、とりわけこの間のクラスターの発生状況を見ておりますと、狭い空間での共同生活はリスクが高い。そして休憩室、更衣室、喫煙コーナーなど。こういった仕事の合間、仕事と休憩等挟まれるこういった場所でクラスターが発生している状況でございますので、特にこの5つの場面状況については改めて注意していただきたいということでございます。

 

 なお滋賀県では「もしサポ滋賀」の導入を呼びかけています。この「もしサポ滋賀」の登録施設でQRコードの読み取りをされた一部の利用者に対して、県から注意喚起・相談案内などのメッセージを送付いたしました。システム運用開始以降、6月10日に始めて以降、初めての配信となりました。

 「もしサポ滋賀」は、QRコードを読み取った日時から、感染者との接触の可能性を判断するため利用者が施設等を訪問する都度、QRコードを読み取っていただく事が重要になります。今回の施設では、利用者グループの代表の方が、このQRコードを読み取ることをルールされていた。入る前に読み取ってから入ろうといったことをルール化していただいていたこともあり、必要な方に、必要なメッセージをお届けすることができた。もって必要な検査に結び付けることができた。こういう状況がございます。施設名を申し上げることはできませんが感謝したいと思いますし、さらにこういった取組を広げていきたいと思います。

 「もしサポ滋賀」の登録施設やこれから登録される施設の皆さまにはQRコードの掲示に加えて、こうした事例を参考に多くの利用者にQRコードを読み取っていただく工夫やご努力をお願いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

令和2年11月9日

滋賀県知事
三日月大造

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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