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滋賀県 昭和36年第2室戸台風

水害履歴

滋賀県 場所不明 昭和36年第2室戸台風

位置図
位置図
水害写真

体験者の語り

【夫の話】

 関電にいました。何かあるごとに会社へ出ました。

 強い風だと電線が切れます。第2室戸の時は全部切れました。中部から来てる水力の線と大阪からの火力の線、コンクリの電柱が倒れるのです。看板が引っかかると、何本も倒れます。昔の木のやつで、田んぼの中に立ってるので地面が柔らかくて。

 修理して、最後の連絡が来て、点灯を確認したら、あんなにうれしいことはない。

 昼、ウチが雨戸を閉めると台風の印。近くの人はそれを見て行動したようです。

 妻にはいつも怒られていました。家よりも仕事でしたから。会社をやめたとたん台風が少なくなって、安心しています。

 孫には、仕事について話していません。

【妻の話】

 何かあった場合、夫はいません。私と両親・子どもと、女、子、老人で家を守りました。ある時は、畳や雨戸が持ち上がって必死におさえました。

 主人は、台風のたびにウチにおらへんから、早く退職しないかと思ってました。

 会社をやめて、台風の時にいてくれると思いましたが、大きな台風が少なくて残念です。