昭和34年台風7号の時、神郷町の決壊箇所から離れた小川町にも、愛知側の水が流れてきた。(滋賀県資料)
【昭和34年台風7号】
・日野川左岸 霞堤(上原)が決壊
・決壊後、30分~40分後に、集落に水が押し寄せる。
・10時30分頃、集落が浸水し始める。ピーク時は12時30分頃。
体験者の語り 1 (昭和2年生まれ)
昭和28年台風13号で切れた霞堤”上原”を、一旦直してもらったんですけど、昭和34年8月の台風7号の時に、同じ場所がもう一回切れました。
水が堤防から溢れて流れ出して、葛巻が浸水するまで、30分から40分かかってた。家が浸くまで、そのぐらいの時間の余裕があるんですわ。人間が逃げるぐらいの時間はあるわけですけど、年寄りで動けない人にとっては致命的になりますわな。
体験者の語り 2 (大正13年生まれ)
伊勢湾台風の時は、28年の時に比べて、ウチの家で、もう30cmほど高く浸いたな。