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腹膜偽粘液腫は、主に虫垂に発生する粘液を産生する腫瘍を原発とし、腫瘍や粘液が腹腔内に広がるまれな疾患です。腹膜中皮腫は、腹膜から発生する腫瘍です。これらの疾患では、専門的な外科治療(腹膜切除術(CRS)や腹腔内温熱化学療法(HIPEC))に加えて、患者さんごとに進行の仕方や病変の広がりが異なるため、画一的ではない、患者さん一人ひとりの状態に応じた個別性を重視した専門的な診療が必要です。
当科では2024年より腹膜偽粘液腫に対する腹膜切除術を開始し、初回手術例および再発例に対する治療を重ねてきました。また、2026年からはHIPECが当院の倫理審査委員会の承認を受けて施行できることとなりました。具体的な診療内容を、以下の各ページでご紹介いたします。
腹膜偽粘液腫および腹膜中皮腫について、病気の概要、進行の特徴、治療(腹膜切除術・HIPEC)の考え方を(術後の後遺症や合併症などの手術リスクを含めて)患者さん向けに分かりやすく解説しています。
2024年に導入した初発腹膜偽粘液腫に対する腹膜切除術、および再発腹膜偽粘液腫に対する再減量手術の手術成績です。
腹膜偽粘液腫の診療経験をもとに、国内外での学会発表や研究活動にも取り組んでいます。
当科では、腹膜偽粘液腫や腹膜中皮腫といったまれな腹膜疾患に対して、専門的な知識と経験をもとに診療を行っています。この治療法に興味のある、あるいは希望される患者さん、医療関係者の皆さまは、山中健也(月曜外来)、鍛利幸(水曜午後外来)まで是非ともご連絡ください。