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実績等

救急外来

 平成13年(2001年)に救急告示病院として指定されて以来、救急診療を継続してきました。令和2年度は新型コロナ感染症の蔓延ため、救急診療の場面でも感染のリスクと隣り合わせの状況が続きました。しかし、感染管理室と連携をしながら感染予防をしっかり行い、新型コロナの院内感染を引き起こさないようにしております。幸いにも新型コロナの院内感染は一例もありませんでした。令和3年度からは救急科専門医1名が常勤となり、さらに救急診療を充実させることができると考えています。

 令和2年度における救急車の搬送数は総計1,689名です。新型コロナ感染症のため湖南消防の救急車出動件数が減少しているのが一因だと考えられます。

湖南地域の救急搬送症例に関する事後検証を含め、メディカルコントロールにも参加しています。

 また救急部、看護部が中心となり、院内のBLS、ACLSまたはICLSの教育体制を整えています。院内のAED使用症例に対する検討会も全職員対象で行っています。

24時間集中治療及び看護に当たる医療スタッフの役割は大きく、今後もチームワークを強化し、県立病院として可能な限り滋賀県の救急医療の一翼を担っていきたいと考えています。

救急実績(単位:件数)
令和2年度 救急車(うち入院) 救急車以外(うち入院) 計(うち入院)
4月 109(56) 151(34) 260(90)
5月 130(65) 193(28) 323(93)
6月 121(62) 200(32) 321(94)
7月 128(65) 229(35) 357(100)
8月 115(63) 270(53) 385(116)
9月 120(57) 245(33) 365(90)
10月 135(68) 202(54) 337(122)
11月 268(154) 429(106) 697(260)
12月 137(69) 254(67) 391(136)
1月 152(81) 235(70) 387(151)
2月 141(92) 168(45) 309(137)
3月 133(81) 189(42) 322(123)
月平均 140.8(76.1) 230.4(49.9) 371.2(126.0)
1689(913) 2765(599) 4454(1512)

 救急車の内訳としては、湖南消防からが例年8割以上と最も多くなっています。それ以外は、大津消防局、甲賀消防局、東近江消防局、彦根消防局、高島消防局と滋賀県全域から救急車の搬入がありました。

業績

研修会

  1. 日本救急学会認定OLSA-ICLSコース(第9回蛍コース) 令和2年11月21日(滋賀県立総合病院)コースディレクター: 小菅邦彦