琵琶湖の湖魚と滋賀県産農産物を組み合わせた、サステナブルなご当地料理「びわ湖魚グルメ」の第3弾が1月31日(土)からはじまった。県内の飲食店やホテル(55施設)の飲食メニューやテイクアウト、宿泊プランなどで100種以上が提供される。
びわ湖魚グルメは、琵琶湖と共生する滋賀県の農林水産業が「琵琶湖システム」として2022年に世界農業遺産に認定されたことを機に開発を始め24年に誕生した。開発段階からのプロセスも含めてこれらの取組が評価され、「じゃらん OF THE YEAR 2024 元気な地域大賞」を受賞したほか、これまで2年近くの期間で29万食以上を売上げている。
前日の1月30日(金)には、大津市のピアザ淡海で完成したメニューのお披露目会が開かれ、キャンペーンに参加する55事業者のうち、27事業者が参加、お互いに工夫を凝らしたメニューを披露しあった。
今回は、小骨が多いことから低利用となっている湖魚を活用したグルメ開発や、スイーツなどグルメのバリエーションも強化した。
今回はなんと、カクテルも登場。鮮やかなブルーのびわ湖魚カクテル「湖酔(こよい)」(写真右)は、近江米みずかがみで仕込んだ日本酒をベースにして、鮒ずしパウダーをグラスの縁にまとわせた。同じくみずかがみの甘酒をベースにしたノンアルコールカクテル「湖惚(こほれ)」(写真左)も、鮒ずしパウダーでほのかな香りをアクセントに。
また、滋賀の新お土産として登場したのは「湖魚×近江野菜の缶詰」。ビワマスと、季節によって異なる近江野菜を、筑前煮やみぞれ煮といった和食から、洋風のクリーム煮まで多彩な調理法で缶詰に。
きっかけとなったのは、立命館守山高校の水野 和奏(みずの わかな)さん。非常食・防災食に関心があり、滋賀県産業支援プラザに相談したところ株式会社いのうえを紹介され、タッグを組むことになったそう。水野さんは、「まさか商品になるとは思っていなくて。協力してくださった皆さんには感謝でいっぱいです。お子さんからお年寄りまでいろんな方に食べていただきたい」と語った。
提供店舗やメニューは、「びわ湖魚グルメ」WEBページ もしくはパンフレット(提供店舗のほか、観光案内所や農産物直売所、道の駅などに順次配布)から確認できる。
滋賀の食文化と切っても切れない「琵琶湖」。
豊かな湖は湖魚を育み、豊富な水は、米や野菜、豆などの農産物を育ててきた。そんな湖国では湖魚と農産物をあわせた個性的な食文化が根付いている。例えば「鮒ずし」は二ゴロブナとご飯でつくる滋賀を代表する発酵食であり、「えび豆」も琵琶湖でとれるスジエビを大豆と一緒に甘辛く煮た滋賀県民のソウルフード。
びわ湖魚グルメは、「湖魚」×「農産物」という伝統的な食文化のコンセプトを引き継ぎながら、和・洋・中など様々な調理法で楽しんでいただこうとスタートした滋賀の食文化の進化バージョン。
今年の秋からは滋賀県が目的地となる大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」のプレ期間が始まる。ますます「びわ湖魚グルメ」からも目が離せない。