伝統的工芸品の振興策として、県内において製造され湖国の自然と暮らしの中で育まれ受け継がれてきた工芸品について、昭和59年度から滋賀県伝統的工芸品として指定しています。
このたび、3月27日付で新たに3件滋賀県伝統的工芸品に指定しました。それに伴い、指定書授与式を行いますので、お知らせします。
工芸品名:木籠
製造者:太々野㓛・荒井恵梨子(長浜市木之本町)
内容:長浜市北部の奥丹生谷にあった小原村で代々作り方が受け継がれ、「白子皇子」の伝承では約800年前にはじまったと言われている。ダム建設により集団移転した現在では、太々野氏が小原村出身で唯一の作り手となった。荒井氏は平成30年より太々野氏に師事し、山に入って木の伐採から、かご編みまでの全てを習得している。木を原料とし、年輪に沿って薄く剥いで整えたヒゴを用いて編む籠は珍しく、全国でも数か所のみが現存する。
工芸品名:錺金具
製造者:小林錺金具工房(大津市三井寺町)/合同会社早野錺(彦根市後三条町)
内容:小林錺金具工房は明治37年から、合同会社早野錺は昭和21年から、仏壇の作製技術を活かして錺金具をつくられている。へりとり、毛彫り、地彫り、魚々子などの技術は、仏壇の錺金具だけでなく、社寺建築の装飾や、神輿の装飾、金属工芸品などに活かされている。
39品目45件(別紙一覧のとおり)
※一覧表には、経済産業大臣指定3工芸品(近江上布、信楽焼、彦根仏壇)も掲載。
別紙一覧 (PDF:61 KB)
県内において製造される工芸品のうち、以下の要件に該当するものについて、振興懇話会の意見を聴いて知事が指定します。
(ア)主として日常生活に使われるもの
(イ)製造工程の主要部分が手作業的であるもの
(ウ)伝統的な技術または技法により製造されるもの
(エ)伝統的に使用されてきた原材料を使い製造されるもの
※「伝統的」とはおおむね100年以上の歴史を有することを意味する。
日時:令和8年4月30日(木) 14:45~15:15
場所:滋賀県公館
対象者:令和7年度新規指定3件
「木籠」太々野㓛様・荒井恵梨子様
「錺金具」小林錺金具工房様
「錺金具」合同会社早野錺(金水堂)様
授与者:滋賀県知事
内容:授与式、歓談、記念撮影