安土城は、織田信長が天下人の拠点として琵琶湖岸にそびえる標高199mの安土山に築いた大城郭です。その豪壮華麗な姿は、当時来日していたイエズス会の宣教師を通じて遠くヨーロッパにも伝えられましたが、築城開始からわずか10年で廃城となり、その姿は失われてしまいました。今では石垣と石段に往時の威容をしのぶほかありませんが、安土城跡は貴重な文化財として特別史跡に指定され、保存・活用が図られているところです。
現在、特別史跡安土城跡は、大手道などの整備された個所中心に、一般公開されていますが、非公開部分にも数多くの安土城跡の遺構が存在することが発掘調査で確認されています。それらは、調査が終わった後、埋め戻され、調査前の状態に戻されて、大切に保存されています。
このたび、安土城築城450年を記念して、特別史跡安土城跡の非公開エリアを、摠見寺様のご協力により、滋賀県文化スポーツ部文化財保護課の専門職員の案内で見学します。知られざる安土城の魅力に触れ、安土城を守り伝えていく思いを新たにしていただければと思います。