<西川農政水産部長および石河琵琶湖環境部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(中嶋文化スポーツ部長)
今までの農林水産業の取組に加えて、こういった沢山の努力をされるということなので、やはり業として成り立っていかないといけないと思う。資料23ページに情報発信・制度とあるが、是非、この部分をしっかりとやって、さらに高付加価値の農林水産物であることをきっちりと表現していくような制度が出来れば良いと思う。
(西川農政水産部長)
おっしゃるとおり。こういう取組が新たな付加価値につながるような、そういう道筋を立てていきたいと思っており、努力を重ねていきたい。
(三日月知事)
どの都道府県も取り組む中で、滋賀の特徴と言えばどこにあるか。
(西川農政水産部長)
1つは、琵琶湖を中心にした一つの社会であるという意識の部分だと思う。ただ、地球環境に対する取組であるので、特別滋賀県だからということよりも、滋賀県として皆もやっていく中で、我々もさらにトップランナーとしてやっていくという姿勢を示しているところ。まだ他も出揃っていないので、なかなか比較はしにくいが、これだけ網羅的に挙げたところはまだあまり見ていないと思っている。
(三日月知事)
トップランナーとしての気概、自覚も持ちながら、滋賀としてこういうところにこだわってつくったというのは、もっと今後出していったら良いのでは。例えば、牛が沢山にいるのであれば、牛が出すゲップの対策であったり、生態系に対する配慮ということで言えば、ネオニコチノイドフリー、ゼロというような農業であるとか、言われたように森と川と里と湖がつながっている循環を県内で享受出来るとするならば、そういうつながりの中でCO2ネットゼロを目指すということを強く打ち出していくと、作った物の付加価値も上げていけるのではないかと思う。
(西川農政水産部長)
牛のゲップについては、資料の17ページに記述をしており、実証・普及を進める取組の中の(3)、温室効果ガスの排出が少ない飼養管理技術の推進のところが該当する。とりわけ、アミノ酸バランス改善飼料やメタンガス排出を抑制する飼料の給与、家畜排せつ物処理の技術の活用ということで、主にゲップのメタンガスが影響するため、この排出量を削減することについて記述している。ただ、メタンガスの量で目標を設定するのは難しいため、成果指標では、そういった取組を行う農家数をゼロから5経営体に引き上げるとしたところ。
なお、ネオニコチノイドについても、もちろん農薬を減らしていくことは当然必要なことであり、例えばオーガニック専用の米の新品種というものを検討しているが、そういった新しい取組に対して、ネオニコチノイドレスというものを導入していきたいと考えている。
(三日月知事)
ワクチンの優先接種については、もう案内は出来ているか。予約はいつから開始か。
(三日月知事)
県の大規模接種センターは、警察や教職員、福祉施設などから進めるのか。