令和6年度の本格デビューに向け、令和5年度はプレデビューとして県内で約60haの作付けを予定しています。米市場で存在感を高めるため、栽培方法を環境こだわり栽培基準よりさらに厳しい「化学肥料や殺虫・殺菌剤(化学合成農薬)不使用栽培」と「オーガニック栽培」の2区分に限定して栽培します。
「みずかがみ」と共に、近江米の一翼を担えるように成長するとともに、「環境こだわり農業」や「オーガニック栽培」の取組が拡大し、近江米全体のより一層のイメージアップにつながることを期待しています。
「日本晴」や「秋の詩」をはじめとする水稲の中生熟期の品種では、出穂期以降の台風や長雨の遭遇、登熟期の高温の影響によって収量や品質が低下するケースが増えています。そこで、県農業技術振興センターでは食味、収量性、玄米外観品質のほか、耐倒伏性や高温登熟性にも優れ、様々な気象条件でも安定して栽培をしやすい中生熟期の新品種「きらみずき」(「滋賀83号」)を育成しました。
令和5年(2023年)2月8日および2月13日に栽培予定者、関係団体等を対象に栽培研修会を開催しました。
※令和5年産「きらみずき」の栽培申込については、現在、募集を締め切っております。
令和5年度に「きらみずき」を栽培する農業者は、以下の期日までに栽培計画および栽培記録を以下の担当あてご提出ください。
栽培計画の提出期限:令和5年3月15日(水)
栽培記録の提出期限:令和5年11月20日(月)
提出先:栽培研修会資料に記載の宛先まで送付をお願いします。
生産者個々の食味水準やばらつきの程度を把握することで、栽培改善を図るとともに、将来の流通にもつなげることが必要となります。そのため、令和5年産の「きらみずき」の生産者から玄米サンプル約3合を収集し、県にて理化学分析を実施します。詳細については、今後、ご連絡いたします。