農村地域は食料生産の場として国民の食糧自給を支える場であるとともに、農業生産活動を通じた多面的機能が発揮される場として大きな役割を果たしています。
しかし、近年は人口減少・高齢化が進み、農村地域のコミュニティが衰退しつつあり、その役割を十分に発揮できなくなることが予想されます。
さらに、地球温暖化による異常気象は生活や産業に大きな影響を与えており、世界的にその防止に向けた取組が進められています。
農村地域においても農作物の生育不良・品質低下や気象災害による農地・農業用施設への被害をもたらしています。
滋賀県では、そのような地球温暖化への緩和策として農村地域に潜在する再生可能エネルギーを地域課題の解決のために活用し、地産地消を進める以下の推進方針を定めました。
「滋賀県CO₂ネットゼロヴィレッジ推進方針~生活に溶け込んだCO₂ネットゼロによる農村地域の活性化にむけて~」
推進方針では、再生可能エネルギーの地産地消による以下の効果を通じて、持続可能な農村地域の実現を目指します。
・「温室効果ガス排出量の削減」
・「農村地域の魅力向上」
・「地域のエネルギー自給率の向上」
・「災害レジリエンスの向上」
再生可能エネルギーを地産地消している農村地域
環境に配慮した暮らしができる、魅力的な滋賀の農村づくり
災害にも耐えうる、エネルギーの自立した滋賀の農村づくり
地域主体の再生可能エネルギーの地産地消を支援します。