ヘルパンギーナは、発熱とともに喉に痛みや水疱が現れる「夏かぜ」の一種です。
乳幼児を中心に、夏に流行する疾患です。
原因ウイルスは主にコクサッキーウイルスA群ですが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスが原因となることもあります。
潜伏期間は2~4日で、突然の発熱に続いてのどの痛みと水疱が現れます。
一般的には予後良好で、1~3日で解熱しますが、発熱時に熱性けいれんが見られたり、のどの痛み等のため食欲不振や哺乳障害、それによる脱水症などを呈することがあります。
まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することもあるので、注意が必要です。
主に接触感染を含む糞口感染(便と一緒に排せつされたウイルスが口に入って感染すること)、飛まつ感染です。
急性期がもっともウイルス排泄が多く感染力は強いですが、コクサッキーウイルスやエコーウイルスを含むエンテロウイルス属の特徴として、症状の回復後も長期(2~4週間)にわたって便から排泄されます。
5月頃から増加し始め、7月にピークとなって9月以降は減少する傾向が見られます。
滋賀県内の流行の最新情報
特別な治療方法はありません。基本的には経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
経過観察をしっかりと行い、食事や水分摂取ができないときや、嘔吐やけいれんなど合併症を疑う症状がみられるときは医療機関への受診をご検討ください。
また、ワクチンもありません。
日頃から石けんと流水による手洗いやうがいなど、基本的な感染対策をすることが大切です。
エンテロウイルス属による感染症には、アルコール消毒のみでは効果は限定的です。
おむつ交換前後には特に丁寧に手洗いをしましょう。