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(テキスト版)第15回本部員会議知事メッセージ(令和2年5月14日)

本県においても、4月16日以降、全国に広げられた緊急事態宣言の対象県として緊急事態措置を行ってきました。滋賀1/5ルールを提唱し、手洗い・マスクの着用など基本的な対策に加えて、外出、イベント開催の自粛、施設の使用制限、いわゆる休業の要請など、様々な取組を行ってきました。ご協力のお陰様で行動変容につなげることができ、5月5日から10日連続、新規陽性者ゼロというそういう結果につながっていると。こういった要請に応じていただいた事業者、全ての県民の皆様方に改めて感謝をしたいと思います。

しかし、皆さんも実感されていると思いますが、このコロナウイルスは本当に手強い難敵だと思います。陽性になると長引きますし、一か月以上入院されている方もいらっしゃいます。2回の陰性確認で退院されたにもかかわらず、再び陽性になってらっしゃる方もいらっしゃいます。県内発生分だけで17名の方が入院されておられますが、重症で戦ってらっしゃる方、また懸命に日夜、治療・看護にあたっていただいているスタッフもいらっしゃいます。諸外国でも、今日、愛媛県でも感染が一定収まったと思っていたら再びクラスターが発生するというこういった事象もございます。おかげさまで4月中旬の極めて厳しい状況からは幾分、改善の兆しや流れがみられますが、このウイルスとの戦いや付き合いは長くなることを覚悟しなければなりません。そこでしばらくみんなで協力して、感染拡大防止と社会経済活動を両立させていきたいと思います。

こうした基本認識のもと私から4点申し上げます。

1つは、今後の県としての対策方針です。先程ご説明のございました「コロナとのつき合い方 滋賀プラン」をお示しさせていただきました。県内の状況、これは感染経路不明な新規陽性者数、受け入れ病床数の稼働率、大阪府・京都府の感染や宣言措置の状況といった判断指標と、加えて参考指標とからなるこういった基準に基づいて、3段階のステージを設けました。一番左側が特別警戒ステージ、真ん中が警戒ステージ、そして一番右側が注意のステージでございます。ちなみに他の地域でみられる青信号といったようなものは、青色の表記は今回いたしませんでした。その心は、一定の対策を継続をしなければならないということでございます。それぞれのステージに応じた感染拡大防止対策を講じてまいります。明日5月15日以降、本県の置かれているステージは、この真ん中の警戒ステージとなります。そこで5月31日までの間、県をまたぐ移動、これまでにクラスターが発生している場所等への外出自粛を要請します。また、国の新しい生活様式を踏まえて示した「滋賀らしい生活三方よし」の実践を呼びかけます。さらには「Stay Home Town 滋賀にいよう。」といったキャッチフレーズで県内での様々な活動を呼びかけるとともに、県外からの来県については引き続き自粛をしていただくようお願いをいたします。学校につきましては、先ほど教育長から説明のあったとおり5月31日まで休業、休校といたしますが、段階的に学習活動を行っていくということでございます。関連して、県外からの利用者が多く見込まれる都市公園・自然公園園地など琵琶湖岸の駐車場は5月31日まで引き続き閉鎖をさせていただきます。施設の使用制限、いわゆる休業要請については本日5月14日をもって解除をいたします。明日以降、本格的に営業再開される事業者もいらっしゃると思いますが、徹底した感染予防対策の実施を要請したいと思います。引き続き、「3密」を防止する衛生対策を講ずる等の対策をしっかりと講じていただきますようによろしくお願いいたします。

大きな2点目は、公室長から先ほど説明のあった支援強化の取組であります。県民の皆様、事業者の皆様の厳しく苦しい状況にしっかりと寄り添って参ります。臨時支援金等の交付、これは明日から入金が始められるということでございますが、関連するその他の助成金・給付金等につきましても、市町や団体等と一緒に力を合わせて支援をしながら、1日も早くお手元に届けられるようにいたします。また、医療現場の支援も急務です。特に物資の供給、こちらにつきましては国とも連携し、ご希望も賜りながらしっかりと届けられるように努めてまいります。感染した人、ケアしてくださっている方の心のケアや、子どもの学びや育ち、大学生、障害のある方々の支援も充実させていきます。特に雇用につきましては、守る・つなぐ・つくる取組、これをしっかりと行うと同時に、観光をはじめ、県内経済活性化の取組についても検討を始めていきたいと思います。また、できれば5月中に必要な予算措置を議会に諮り対応をしていきたいと思います。さらに6月議会に向けて次の準備をいたします。必要なお願い、説明をしっかりと尽くしてまいりたいと思います。

3つ目はウィズコロナ、ポストコロナの捉え方について、これからの生き方、つくり方、働き方を県民の皆様に問い、ともに考えていきたいと思います。「変わる滋賀、続く幸せ」、私どもの基本構想の基本理念です。本当の意味での「健康しが」をつくっていこうではありませんか。コロナを経験した、ある意味での滋賀リズムにチャレンジしていきたいと思います。単なる危機ではなく転機にすることができます。元の生活に戻るのではなく、より良い新しい生活や環境、仕組みを作る契機にしようじゃありませんか。例えば人の外出や移動の自粛がどのような新たなサービスを産むのか、人と人が過密な都市から地方、例えば滋賀の田園や山間地域への移動や移住につなげることができるんじゃないだろうか、タッチレス・キャッシュレスはビジネスチャンスでもあります。自分たちが使うもの、食べるものを自分たちで作ることや、地域の中での共生、循環社会を作るチャンスでもあります。海外に依存、また移転してきた製造業を国内、滋賀に戻して行くチャンスにもなるでしょう。幸い私たちの滋賀県にはこういったことに取り組む素地があります、これまでの経験もあります。是非、滋賀から新たに作り発信をしていきたいと思います。

最後、4つ目は県庁の仕事についてであります。コロナ対策の体制は引き続き維持し、必要があれば強化をいたします。この間、皆様方にもご努力いただいて、在宅勤務、時差出勤、Web会議・テレワーク様々取り組んでいただきましたし、私自身も取り組みました。たくさんの気づきや学びがあったと思います。これからの仕事、仕組みに繋げる為に、県として、県庁として対策チームを作り、これらの取組をさらに広げていく取組を強化していきたいと思います。

以上、4つのことを申し上げましたが、1つ目に申し上げた「コロナとのつき合い方 滋賀プラン」につきましては、関連して PCR・抗原・抗体検査の体制もさらに強化しながら、SNSで情報を伝えるシステムなども活用して、感染者が増加するなど、それぞれの指標に基づいて、どのステージにいるかを評価し、順応的管理を行っていくことといたしますので、今後こういった指標のウォッチを、トレースを皆さんとともに注意深く行って参りたいと思います。以上、長くなりましたが、コロナとの戦いは長丁場になります。だからこそ力と心合わせてしっかりと取り組んで行こうでありませんか。

令和2年5月14日

滋賀県知事 三日月大造

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