本日、新規の新型コロナウイルスへの感染者が11人にのぼり、1日での感染者確認の数字としては過去最大になりました。県内では本日4月14日現在で感染者数は累計で51例を超え、クラスターの発生はもとより、感染経路が特定できない患者の割合が増加しつつあります。
また、4月7日には、近隣の大阪府、兵庫県を含む7都府県を対象に「緊急事態宣言」が発出されました。4月10日に京都府では、「緊急事態宣言」の対象地域に追加指定するよう政府に要請したことに加え、愛知県・岐阜県・三重県・福井県では、それぞれ県独自の緊急事態宣言を発出するなど、近隣府県でも新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しが見えていない状況です。
このような状況をみると、滋賀県でも県独自の非常事態宣言を検討する段階に来ていると言わざるを得ない状況です。
県民の皆様におかれましては、感染拡大の防止に向けて、お一人おひとりの行動が私たちの命と生活を守ると再認識いただき、次の点においてなお一層徹底くださるようお願いします。
1)生活の維持のために必要な場合を除き、外出を自粛し、ご自宅に留まっていただくよう、強くお願いします。特に、県域を越えた移動についてはできる限り控えてください。(医療機関への通院や、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩などは除く)
2)職場への出勤についても、可能な限り、在宅勤務(テレワーク)を実施するとともに、職場に出勤する場合でも、時差出勤、自転車通勤等、人との交わりを低減する取組を今まで以上に推進してください。
3)職場等の日常生活において「密閉」「密集」「密接」の「3密」の重なる環境を徹底的に回避するよう心がけてください。また、接客を伴う飲食店等への外出を控えるよう、改めてお願いします。
ウィルスとの闘いは長期戦になると思われますが、今が一番大事な時期と考え、冷静な行動をお願いします。県民の皆様、心を一つに合わせてこの難局をともに乗り越えましょう。どうぞよろしくお願いします。
令和2年4月14日
滋賀県知事三日月大造