麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグ等(以下「麻薬・覚醒剤等」という。)の薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、各種の犯罪の誘因など公共の福祉に計り知れない危害をもたらすものです。本運動は、麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害を広く国民に周知し、国民一人一人の認識を高めることにより、麻薬・覚醒剤等の薬物乱用の根絶を図ることを目的とします。
近年は、インターネットを中心とした誤った情報の流布等も一因となって、大麻事犯検挙人員は過去最高を更新しており、特に30歳未満の大麻事犯検挙人員は大麻事犯全体の半数以上を占める深刻な事態となっています。
滋賀県では、平成27年4月1日より「滋賀県薬物の濫用の防止に関する条例」を施行し、違法薬物の乱用拡大を防止するための対策を推進しているところです。薬物乱用を未然防止するため、関係機関が連携し、特に、青少年を中心に、薬物乱用の危険性・有害性を正しく認識させ、薬物乱用への勧誘に対する対応方法などを周知することで、麻薬・覚醒剤等の乱用拡大を防止するための対策を積極的に行うことを徹底します。