滋賀県では、誰もが気持ちよく排泄できることによるQOLの維持向上を目指し、排泄支援に向けた予防・医療・ケア体系の構築に取り組んでいます。
(1)相談支援体制の充実(2)確定診断・早期治療・対応のための連携強化(3)QOLの維持向上を目指した支援の質の向上(4)QOLの維持向上を目指したセルフケア能力の向上(予防)の4本の柱に基づき様々な取組を進めているところです。
○「排尿支援員」とは、排尿に関する身近な相談者であり、排尿支援員研修を受講した医療介護関連の専門職をいいます。相談対応、マネジメント、排尿ケアを役割としています。
○湖北圏域・湖東圏域・近江八幡市の看護師、介護支援専門員、介護職員、理学療法士、薬剤師、栄養士等がおられます。
○研修テキスト・カリキュラムがありますので、実施を検討いただける場合は下記の相談先をご確認の上、管轄する保健所にご相談ください。
○研修実施機関には受講者の名簿管理をしていただき、研修修了者には、県から修了証を交付します。
「確定診断・早期治療・対応のための連携強化」のための取組の一つです。
県内の医療機関へ排尿障害に関する調査を実施し、その回答を元に掲載しています。
「確定診断・早期治療・対応のための連携強化」のための取組の一つです。
県内の訪問看護ステーションへの調査を実施し、各機関で可能なケアや指導について一覧表を作成しています。
排尿障害の確定診断・早期治療・対応のための連携強化を目的に、多職種を対象とした勉強会を開催しています。
○排尿サポーターとは、身近な人のおしっこの困りごとの相談をうけ、相談先を紹介いただく方です。
○令和6年12月時点で、県内740人の方が養成講座を受講されています。
○今までに、レイカディア大学、介護予防講座、公民館の健康講座、老人クラブ連合会研修、日赤奉仕団研修等で実施いただいた実績があります。
○研修テキストがありますので、実施を検討される場合は下記相談先をご確認いただき、所管する保健所にご相談ください。
○研修修了者には、当課より修了証を交付します。
取組を広く周知することを目的に、学会で報告をしています。
1)令和4年度 滋賀県公衆衛生学会 : 演題「滋賀県排尿支援プロジェクトの取り組み~支援者の人材育成について~」
2)令和4年度 滋賀県社会福祉学会 : 演題「滋賀県排尿支援プロジェクトの取り組み~排尿サポーターの育成について~」
3)令和5年度 日本老年泌尿器科学会 : 特別講演「滋賀県排尿支援プロジェクト」
4)令和6年度 日本公衆衛生学会 : 演題「滋賀県排尿支援プロジェクトの取組~病診連携・多職種連携・住民啓発の一体的実施~」
前立腺がんや膀胱がんなどの疾患や加齢に伴う尿漏れへの対応として、「尿漏れパッド(吸水パッド)」の普及が進んでいます。滋賀県においても、介護予防や健康づくりの観点から、排尿の困りごとが外出控えや閉じこもりにつながることを防ぐため、「尿漏れパッド(吸水パッド)」の使用について、レイカディア大学※や市町の介護予防教室等の場を活用し、啓発を行っています。
県や市町が管理する施設や民間企業において、男性用トイレ個室内へのサニタリーボックスの設置やサニタリーボックスを利用しやすい表示・案内等が徐々に進んでいます。
※レイカディア大学・・・60歳以上のシニアを対象とし、新しい知識と教養を身につけ地域の担い手として活躍できるよう支援することを目的に、昭和53年に開設された。カリキュラムにおいては、実践的な地域活動につながるための講座や、在学中に学生が居住地域で地域活動に取り組む体験学習等を実施している。
保健所名 | 管轄市町 | 連絡先(医療福祉連携係) |
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大津市保健所 | 大津市 | 077-522-3370 |
草津保健所 | 草津市・栗東市・守山市・野洲市 | 077-562-3614 |
甲賀保健所 | 湖南市・甲賀市 | 0748-63-6144 |
東近江保健所 | 近江八幡市・東近江市・日野町・竜王町 | 0748-22-1309 |
彦根保健所 | 彦根市・愛荘町・豊郷町・甲良町・多賀町 | 0749-21-0281 |
長浜保健所 | 米原市・長浜市 | 0749-65-6663 |
高島保健所 | 高島市 | 0740-22-2505 |