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感染症対策(東近江保健所)

感染症トピックス

ダニ媒介感染症

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。

野外作業や農作業、レジャー等でこれらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。

ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。

人から人へ感染して広がることはありません。

主なダニ媒介感染症としては、以下のとおりです。

つつが虫病

つつが虫病とは

ダニの一種であるツツガムシの幼虫に刺されることによって感染する疾患であり、秋から初冬にかけて多く報告されます。

刺された後5~14日で発症し、高熱や全身の倦怠感、食欲不振、頭通などの症状が出ます。皮膚には特徴的な刺し口が見られ、その後数日で胸部や腹部を中心に発疹が見られるようになります。

日本紅斑熱

日本紅斑熱とは

マダニに咬まれることで感染し、咬まれてから2日から8日で、高熱・発疹を呈し、重症化すると死に至ることもあります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever With Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)とは

主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するものです。感染症法では四類感染症に位置付けられています。

ダニ媒介感染症予防のための注意点

野外作業や農作業、レジャー等で山や草むらに入って活動する際には、マダニやツツガムシの刺咬に気を付けてください

〇マダニやツツガムシに刺咬されないように予防しましょう

  • マダニの活動が盛んな春から秋、ツツガムシは秋から初冬にかけて特に注意が必要です。
  • 服装は、長袖・長ズボン・長靴下・長靴・首にタオルを巻く・帽子をかぶるなど、肌の露出を少なくしましょう
  • ダニ効く成分が含まれている虫よけ剤を使用しましょう。
  • 野外活動後は身体や衣類にマダニやツツガムシの付着、刺咬がないか確認しましょう。

〇刺咬された時の注意点

  • 無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置をしてもらいましょう。
  • 刺咬後数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状を認めた場合は医療機関を受診してください。

社会福祉施設等における感染症集団発生時の対応について

社会福祉施設等の管理者様へ

以下のア、イまたはウにあてはまる事案が生じた場合は、市町または県の主管部局に報告するとともに、併せて保健所に報告することとなっています。(厚生労働省通知による)

  1. 同一の感染症によるまたはそれらによると疑われる死亡者または重篤患者が1週間内に 2名以上発生した場合
  2. 同一の感染症の患者またはそれらが疑われる者が10名以上または全利用者の半数以上 発生した場合
  3. アおよびイに該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施 設長が報告を必要と認めた場合

保健所への報告様式とその後の対応

社会福祉施設等における感染症集団発生時の対応について(滋賀県ホームページ)

保健所への報告は、まず健康危機管理係へ電話(0748-22-7290)にて連絡の上、速やかに状況の概要を (様式)状況連絡票 を用いて報告してください。

医療機関における院内感染対策について

病院の感染症対策担当者様へ

医療機関内において院内感染が生じたと判断し、院内感染対策を実施した後も、以下のアまたはイに該当する事案が生じた場合は、保健所に速やかに報告することとなっています。(厚生労働省通知(別記)3-3. (2)および厚生労働省事務連絡による)

  1. 同一病原体またはそれらが疑われる感染症の発病症例が多数にのぼる場合 (目安として1事例につき10名以上となった場合)
  2. 当該院内感染事案との因果関係が否定できない死亡者が確認された場合

保健所への報告様式

必要に応じて、以下の様式を御利用ください。

事案発生時は、まず健康危機管理係へ電話(0748-22-7290)にて状況の概要を報告してください。

お問い合わせ
滋賀県東近江健康福祉事務所
電話番号:0748-22-7290
FAX番号:0748-22-1617
メールアドレス:[email protected]
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