高島浄化センターは、4つの処理区からなる琵琶湖流域下水道の1つである高島処理区(高島市内)の下水を集め、きれいにして琵琶湖に放流している下水処理場です。
高島浄化センターでは、下水を処理する過程で発生する下水汚泥の処理方法として、令和6年2月から場内に設けたコンポスト化施設による下水汚泥のコンポスト化を行い、令和6年6月から販売しています。
ここでは、コンポスト化に向けた取組みと現在の状況等を掲載します。
下水汚泥は、固形燃料や建設資材など様々な有効活用ができますが、高島浄化センターでは肥料にすることで、もともと高島浄化センターが担っていた水の循環に加えて、新たにバイオマスの循環の輪をつくっていきます。
下水汚泥と汚泥肥料
汚泥肥料の特徴
高島浄化センターコンポスト化施設で製造した肥料「おうみっ肥(こ)」は、肥料法(肥料の品質の確保等に関する法律)に基づき、公定規格を満足することを確認したのち、肥料登録をおこなって汚泥肥料として令和6年6月から販売しています。
コンポスト化は、滋賀県の下水処理場(浄化センター)においては初めての導入になります。
このため、肥料成分や安全性のデータ分析を行い、肥料の効果的な使い方をご提案することで、皆様に安心して使っていただけるよう、普及啓発に関して様々な取り組みを行っています。
製造された肥料に愛着をもっていただくため、県民の皆様から愛称を公募し、「おうみっ肥(こ)」に決定しました。
愛称の由来は、近江の肥料であることをシンプルに表し、「近江」をひらがな表記にして優しい(環境に優しい)イメージを表しています。
この「おうみっ肥(こ)」を使うことにより、農林水産省が推進する国内肥料資源の利用拡大に賛同しています。
普及啓発については、下記リンクをクリックしてください。
当コンポストに関連して、農林水産省の「下水汚泥資源の活用促進モデル実証」に採択されました。
※「下水汚泥資源の活用促進モデル実証」:下水処理施設及び農業集落排水施設から排出される汚泥を原料としたコンポスト肥料等の活用を促進するため、費用対効果の高い肥料の生産方法の開発やその肥効に係る現地実証等を実施。
高島浄化センターコンポスト化事業のコンポスト化施設稼働までの取り組みについてお知らせします。
将来にわたって下水汚泥を安定的に有効利用することを目的とし、事業方式はライフサイクルコストの最適化による事業費削減効果および長期間の有効利用先の確保を目的に、DBO(設計・建設・維持管理一括)方式により実施しています。
令和4年から設計・建設工事に着手し、令和6年2月にコンポスト化施設の供用を開始しました。
お問い合わせ先
北部流域下水道事務所 施設整備係
電話番号:0749-27-2274
メールアドレス:[email protected]
琵琶湖環境部 下水道課 施設管理・建設係
電話番号:077-528-4221
メールアドレス:[email protected]
琵琶湖環境部 下水道課 企画係
電話番号:077-528-4213
メールアドレス:[email protected]