超高度処理とは、従来の高度処理レベル(凝集剤添加活性汚泥循環変法+砂ろ過法)を超える処理方式と定義付けしており、具体的には、凝集剤添加ステップ流入式多段硝化脱窒法+砂ろ過法にオゾン・生物活性炭処理を組み合わせた方式です。
滋賀県では、この「超高度処理」に関する調査を実施しています。窒素の超高度処理については、すでに実施設で導入していますが、まだCOD、りん除去については検討すべき課題が残されているため、湖南中部浄化センターに実施設規模でのオゾン・生物活性炭処理の実証施設を建設し、平成16年4月から平成26年3月までの10年間、処理効果や維持管理費の削減可能性等について実証調査を行ってきました。この調査により、琵琶湖流域別下水道整備総合計画において、琵琶湖の水質環境基準を達成するために必要となる目標水質(COD:3mg/L、りん:0.02mg/L)の達成が可能であることと、運転管理に要する費用を確認できました。
なお、当該施設は実証施設として建設したもので、また老朽化が進んだことから、平成25年度末をもって運転を停止しています。
以下は、超高度処理の実証調査結果について、これまで発表した内容です。
超高度処理実証調査結果の発表内容