現在の大津港は、平成11年3月の概成から25年以上が経過し、施設の老朽化が進行しています。また、とりまく社会情勢の変化(災害時における港湾の役割拡大、温室効果ガス排出削減、サイクルツーリズムの拡大や疎水船乗入れ等の活性化の兆し)に対して、現状の施設では応えられていない状況にあります。
この現状に対し、大津港のあるべき姿を見据え、大津港の活性化と再整備を推進するため、令和7年3月に、取り組みの礎となる「大津港活性化・再整備基本構想」を策定しました。
「大津港活性化・再整備基本構想」を実現する具体的な施策を定めるために、今後10年間の取組について、実施方針としてまとめることを令和7年度の目標とし、大津港活性化・再整備基本構想実施方針策定に係る検討会を実施しました。
国・県・市・関係団体等で構成される「大津港活性化・再整備基本構想実施方針策定に係る検討会」を発足し、令和7年5月27日に第1回検討会を開催しました。
検討会では、
・民間事業者からの提案を求めるにあたっては自由度が高いことが非常に重要
・環境保全や自然との共生などコンセプトや理念をもって、色使いなどで統一感のある整備が望ましい
・社会課題やまちの課題を解決するのがまちづくりであるという観点が重要
・飽きられず長続きするには、自然な人の流れを作るのが大切で、そのためにはデイリーなものも作っていかないといけない
・交流人口を増やし、地域にお金が残る流れを作っていくことが大事
・地域のことを十分に知った上で、住んでよし、訪れてよし、をいかに体現できるかというところがポイントになる
などの意見が参加者から出されました。
今後はワーキンググループを開催し具体的な施策を検討し、検討結果を検討会に反映することとなりました。