現在の大津港は、平成11年3月の概成から25年以上が経過し、施設の老朽化が進行しています。
また、とりまく社会情勢の変化(災害時における港湾の役割拡大、温室効果ガス排出削減、サイクルツーリズムの拡大や疏水船乗入れ等の活性化の兆し)に対して、現状の施設では応えられていない状況にあります。
この現状に対し、今後、大津港をどのような港湾としていくのかが定まっていないことが課題であることから、大津港のあるべき姿を見据え、大津港の活性化と再整備を推進するため、取組の礎となる「大津港活性化・再整備基本構想」の策定の検討を開始しました。
国・県・市・関係団体等で構成される「大津港活性化・再整備基本構想策定に係る検討会」を発足し、令和6年6月19日に第1回目の検討会を開催しました。
令和6年12月24日に開催した第2回検討会では、大津港活性化・再整備基本構想の目指す方向性や骨子案について意見交換を行いました。
検討会では、
・対象として、暮らす人(大津市民+周辺市+京都府)を重視するのも良いが、観光的な観点もほしい。
・「来たい」と選ばれる地域となるようなエリアになるようにしてほしい。
・大津港だけでなく、周辺エリアとの方向性を合わせた空間活用をしてほしい。
・港湾内での空間活用においても、各エリアの相乗効果が得られるよう立体的に描いてほしい。
・民間事業も大津港エリアとの方向性を合わせる必要があることから、その上で方向性も示してほしい。
・マリーナのあり方、行政だけでなく、民間活力を活かした方向性を示してほしい。
・暮らすものとしても価値が上がることと、観光的ににぎわいが出て変わっていくことと、双方としてバランスが取れた場所になってほしい。
などの意見が検討委員から出されました。