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流域治水検討委員会(住民会議)についてのご意見と事務局の考え方(第3回)

【ご意見】

私たちの集落は4つの一級河川に囲まれての所です。
毎年草刈り土砂上げ、特に二重川という所のまこも刈りを集落全員が出夫して腰まで水につかり難しい作業をします。
又川下のR8を通過するトンネル部分が上流よりも高い悪条件の為、少しの雨でも川があふれ、流れ悪く、田地が一面水びたしになります。困りながらの何十年の月日、年月がたっています。しかし、集落の住民が必ず年1回は総出にて対策作業に奉仕できることが、この時代唯一のコミュニケーションでもあります。防災の第一の予防は近所づきあい集落全体の団結の精神、そして奉仕の心がないと防げないものと実感している毎日であり意見の一つと思い、出させてもらいました。【玉本敏章さん大字鏡自治区区長】

(事務局の考え方)
河川の愛護作業を集落を上げて実施していただきありがとうございます。
地域防災力にとって、集落での日頃のコミュニケーションが非常に重要であります。防災力を高めるためには、集落全体の団結力と奉仕の心が必要だというご意見について、大いに参考にさせていただきます。

【ご意見】

中国四川大地震やミャンマーのサイクロン水害という自然災害を直近の事実として、また教訓として直視する必要があります。
一時的に生じた災害は正に自然が為す、人間が止める事が出来ない現象でありますが、一時的な被害は、その瞬間の防ぎ様の無いものでありますが、この事により派生する二次的被害を如何に食い止めるかが我々に課せられた、当会議でもテーマとしている事ではないかと思います。
この事の認識の多少が各々の地域、地区に被害の大小を生むことを考えた場合、当会議でまとめられたシステムを全県下に生かす様配慮いただく様願い度い。【山岡周天さん】

(事務局の考え方)
山岡さんご指摘のとおり、災害の発生を止めることは出来ず、水害に関しても河川の整備水準を超える洪水の発生は避けることはできないことから、いざ浸水という場合にそなえ、予めどのような対応をとるかで被害を最小化できるかどうかが決まってくるものと考えます。被害を最小化する流域治水の取り組みが全県で行われるよう、住民と協働で取り組む方策をテーマとして議論いただく予定でありますので今後ともご意見いただきますようよろしくお願いします。