安曇川の河口から北へと続く、約5kmの湖岸に広がる新旭浜園地。高島市の中でも琵琶湖に大きく突き出た地形にあり、対岸の伊吹山を遠くに望みながら、まるで海のように広がる琵琶湖を一望できる場所です。ヨシ原や水鳥、戦国時代の歴史、朝ドラのロケ地まで——。語りたくなるエピソードがいくつも詰まった園地をご紹介します。
新旭浜園地の最大の魅力は、なんといってもその眺望です。高島市の中でも琵琶湖に向かって突き出た地形に位置しているため、ここから見る琵琶湖は驚くほど広い。対岸の長浜・米原方面ははるか遠く、晴れた日には伊吹山がうっすらと稜線を見せてくれます。琵琶湖が日本一大きな湖だと実感できる、圧倒的なスケール感。いちばんの魅力は、ヨシ原がすぐ目の前に広がること。風に揺れるヨシの音や、水面に映るやわらかな光景は、この地域ならではの風情です。春先には多くの種類の水鳥が飛来し、冬にはコハクチョウの姿が見られることもあります。
この園地には「源氏浜」と呼ばれる浜があります。その名の由来は戦国時代。高島郡の北にあった海津城主と、南の大溝城主との間でこの地で繰り広げられた戦いに遡ります。さらに、NHKの朝ドラ「ばけばけ」のロケ地としても使われたことや、春にはノウルシ、秋には彼岸花の群生地が見頃を迎えることなど、訪れるたびに新しい発見がある場所です。
園内には整備されたトイレや駐車場があり、気軽に訪れることができます。グラウンドゴルフ場も併設されていて、浜辺は静かですが、アクティビティエリアには人が集まる賑わいも。「近江湖の辺の道」のルート上にもなっており、浜沿いを歩きながら北へと続く散策を楽しむこともできます。派手な施設はありませんが、古いながらもトイレが整備されていて、ゆったりと自然を楽しむには十分な環境が整っています。琵琶湖と静かに向き合いたい人に、ぜひ訪れてほしい場所です。
