伊吹山では、草原植生の衰退に伴う裸地化が進行しており、生物多様性の消失や斜面の土壌侵食が大きな問題となっています。令和5年7月には大雨により登山道が崩落し、以後通行止めとなっています。更に令和6年7月には3度にわたり土砂流出が発生し、流入した土砂により麓の民家や生活道等が被災しました。
滋賀県と米原市では、こうした状況を深刻に受け止め、「伊吹山保全対策滋賀県・米原市合同プロジェクトチーム」を設置し、伊吹山の保全対策を講じることを目的に検討を重ね、対策を進めているところです。
プロジェクトチームは令和7年3月21日の会議において、伊吹山保全対策の方針となる将来像・対策の内容・スケジュールをまとめたロードマップを策定しました。このロードマップに基づき、県および市で連携しながら伊吹山保全対策に取り組んでいきます。