有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。これらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、国内で規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。
【最新のお知らせ】
これまでに、滋賀県、大津市および国土交通省が実施した琵琶湖、河川での水質調査では、PFOS及びPFOAの指針値50ng/Lを超過した地点はありません。
なお、令和7年7月に市民団体が大津市の和邇川支流において水質調査を実施した結果、PFOS及びPFOAが指針値を超えて検出されました。このことを受けて、大津市では、同支流において水質調査を実施し、その結果、指針値以下であることを確認しています。
内閣府食品安全委員会がPFOS・PFOAの「耐容一日摂取量(Tolerable Daily Intake:TDI)」(この値未満であれば、ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される量)を算出したところ、それぞれ20ng/kg 体重/日とされました。今後、科学的知見が集積された場合には、TDIが見直される可能性があります。
また、国内において、PFOS・PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。
環境省は、内閣府食品安全委員会がとりまとめた「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価」等を踏まえ、水道水と環境水におけるPFOS及びPFOAの取扱が検討され、水道法の水質基準への引き上げ等の見直しが行われております。
また、水道水に関しては1L当たり50ngの“PFOS 及びPFOA を含む水”を毎日2Lを一生飲み続けても健康への悪影響を生じないレベルと考えられています。
水道や環境におけるモニタリング等調査において、指針値(50ng/L)を超過した場合、汚染範囲の把握や原因の特定のための水質調査を実施するとともに、周辺地域への周知などの被害防止対策を行います。
(令和7年12月現在)