ヨシ群落保全条例では、ヨシ群落を「守る」、「育てる」、「活用する」により、保全を推進しており、ボランティアを始め多くの皆様にヨシの保全活動に参加していただいています。
ヨシ群落の保全活動による効果は、生態系保全や水質浄化、環境学習などがありますが、客観的な数値による「見える化」が望まれていました。滋賀県では、琵琶湖博物館や保全に取組む企業等と共に、冬季のヨシ地上部現存量調査を実施し、ヨシ刈り活動とそのヨシを利用することによるCO₂回収量の簡易算定方法を開発しました。
この算定方法を利用し、ヨシ刈り活動による低炭素社会づくりへの貢献が可視化されことにより、企業やボランティアによるヨシ保全活動がより一層広がっていくことを期待しています。
刈取り「面積」と刈取りヨシの「高さ」により、刈り取ったヨシのCO₂回収量を算定できます。
「低炭素社会づくり推進条例に基づく事業者行動計画書制度」のその他の低炭素社会づくりに向けた取組の定量的な実績報告として活用していただけます。