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ヨシ刈り活動によるCO₂回収量の算定について

ヨシ群落保全条例では、ヨシ群落を「守る」、「育てる」、「活用する」により、保全を推進しており、ボランティアを始め多くの皆様にヨシの保全活動に参加していただいています。

ヨシ群落の保全活動による効果は、生態系保全や水質浄化、環境学習などがありますが、客観的な数値による「見える化」が望まれていました。滋賀県では、琵琶湖博物館や保全に取組む企業等と共に、冬季のヨシ地上部現存量調査を実施し、ヨシ刈り活動とそのヨシを利用することによるCO₂回収量の簡易算定方法を開発しました。

この算定方法を利用し、ヨシ刈り活動によるCO2ネットゼロ社会づくりへの貢献が可視化されことにより、企業やボランティアによるヨシ保全活動がより一層広がっていくことを期待しています。

※令和4年10月7日に算定ツールの改定を行いました。

ヨシ刈り活動によるCO₂回収量の算定ツール

刈取り「面積」と刈取りヨシの「高さ」により、刈り取ったヨシのCO₂回収量を算定できます。

算定方法詳細

本算定ツールは、林ほか(2021)に基づいて開発しています。算定方法の詳細については、下記の文献を参照ください。
林 竜馬・山田直明・竹田勝博・太田俊浩(2021)参加型刈り取り調査と群落高法による琵琶湖ヨシ群落の冬季地上部現存量の推定 -「ヨシ刈り活動」における炭素回収量の簡易推定手法の開発-. 地域自然史と保全 43, 141-158.
 

算定ツールの活用

「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくりの推進に関する条例に基づく事業者行動計画書制度」の定量的な実績報告として活用していただけます。

滋賀県CO2ネットゼロ社会づくりの推進に関する条例に基づく事業者行動計画書制度

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