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2015年度

2015年度開催の研究発表・公開講座

2015年度に開催した研究発表・公開講座の詳細

皮膚がんの発症に関わる遺伝子変異が生じる新しい機構を発見しました。

滋賀県立成人病センター研究所の野中太一郎研究員と木下和生専門研究員は同センター皮膚科、京都大学医学部、産業医科大学のグループと共同で皮膚がんの発症に関わる遺伝子変異が生じる新しい機構を発見しました。皮膚がんの予防と治療に応用できる発見であると期待されています。

皮膚がんは紫外線によって皮膚細胞の DNA が損傷を受ける結果、遺伝子に変異が生じて発症することが知られています。しかし、皮膚がんの一部には衣服で覆われ紫外線が当たらない部位にできるものがあり、紫外線によらない皮膚がんがどのようにして生じるかは謎でした。本研究では、免疫で重要な働きをする抗体の遺伝子を変異させるAIDが皮膚細胞の遺伝子をも変異させる可能性に着目しました。動物実験と皮膚がん患者の検体を使った解析で、その仮説を支持する結果が得られました。AID は炎症に伴って皮膚細胞で作られるので、炎症が引き金となる皮膚がんに関与すると思われます。AID は紫外線を浴びた細胞でも作られるので、紫外線による皮膚がんの発症にも関わっている可能性もあります。AID の働きを抑えることができれば皮膚がんの予防や新しい治療法になるかもしれません。

本研究は2016年3月14日、The Journal of Clinical Investigation 誌オンライン版に掲載されました。

参考資料

掲載論文

Taichiro Nonaka,Yoshinobu Toda, Hiroshi Hiai, Munehiro Uemura, Motonobu Nakamura, Norio Yamamoto, Ryo Asato, Yukari Hattori, Kazuhisa Bessho, Nagahiro Minato, Kazuo Kinoshita. Involvement of activation-induced cytidine deaminase in skin cancer development. The Journal of Clinical Investigation

野中太一郎,戸田好信,日合弘,植村宗弘,中村元信,山本典生,安里亮,服部ゆかり,別所和久,湊長博,木下和生. 皮膚癌発症におけるAIDの関与. The Journal of Clinical Investigation

http://www.jci.org/articles/view/81522

第51回滋賀県立成人病センター研究所セミナーを開催しました。

  • 開催日時2016年2月8日(月)17時15分~18時15分

第124回核医学症例検討会にて、東達也総括研究員が発表を行いました。

第124回核医学症例検討会において、東達也総括研究員が発表を行いました。「後腹膜脂肪肉腫の2例」と題して行われた症例検討の発表において、 東研究員はFDG-PET/CTで特徴的な集積を認めた後腹膜脂肪肉腫の2例を症例報告し、病理組織像などと対比することで、FDG-PET/CTにおける脂肪肉腫診断と再発予後予測などの意義についての検討行いました。

  • 開催日平成28(2016)年2月6日

扇田専門研究員が第27回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会で発表しました。

  • 発表日2015年11月26日

第30回名古屋PET症例検討会にて、東総括研究員が症例発表を行いました。

第28回名古屋PET症例検討会において、東達也総括研究員が症例発表を行いました。名古屋PET症例検討会は愛知・岐阜を中心とする東海地方の核医学診断医が年3回集まり、興味あるPET症例を提示・検討する会で、核医学の振興を目的として行われている研究会です。東研究員は2008年より積極的に参加し、現在は運営委員も務めています。今回は、「非特異的な縦隔FDG集積の一例」と題して、肺癌照射後の一例の症例提示を行いました。照射後の縦隔に見られた、特異なFDG集積を紹介し、PET診断医への教育・啓蒙を行いました。

  • 開催日平成27年11月20日

第55回日本核医学会学術総会において、加川信也主任研究員、東達也総括研究員と山内浩副所長をはじめとする当研究所の研究員が発表を行いました。

平成27年11月5-7日、第55回日本核医学会学術総会が行われ、当研究所の研究員が下記のように多くの発表を行いました。日本核医学会学術総会は日本核医学会の年に一度の学術総会で、核医学に関する研究・診療を行う医師等が集う学会です。本年は、東京医科大学八王子医療センターの小泉潔教授が会長としてハイアットリージェンシー東京にて開催となり、多くのシンポジウム、講演、ポスター展示などが行われ、また日本核医学会関連の多くの委員会活動などが行われました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 発表日2015年11月5日

第2回池田理化賞採択通知書授与式及び再生医療分野若手研究者交流会にて、当研究所の西村幸司研究員が講演を行いました。

平成27年10月31日、第2回池田理化賞採択通知書授与式及び再生医療分野若手研究者交流会が東京都の株式会社池田理化本社にて行われ、当研究所の西村研究員が再生医療分野若手研究者交流会にて第2回池田理化賞の受賞講演を行いました。西村研究員は「ダイレクトリプログラミングによる聴神経の再生」と題して講演を行い、グリア細胞からの神経細胞誘導アプローチによる聴神経の再生につき紹介し、専門家の皆さまと議論を深めました。

  • 発表日2015年10月31日

山内副所長が第27回日本脳循環代謝学会総会で発表しました。

※以降は下記の表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 発表日2015年10月31日

第48回日本甲状腺外科学会学術集会にて、当研究所の東達也研究員が講演を行いました。

平成27年10月30日、第48回日本甲状腺外科学会学術集会が東京都の青山ダイヤモンドホールにて行われ、当研究所の東研究員がランチョンセミナーにおいて教育講演を行いました。東研究員は「分化型甲状腺癌に対する放射性ヨウ素治療現状と展望」と題して講演を行い、放射性ヨウ素内用療法・RI内用療法を中心とした日本国内外の現状、内外のガイドラインの変更点などを紹介し、分子標的薬の登場に伴い大きな変革期を迎えている甲状腺疾患診療の最新動向や、放射性ヨウ素内用療法、アブレーション普及に向けた学会活動の成果などを示し、その普及とさらなる発展を目指して、専門家の皆さんと議論を深めました。

  • 発表日 2015年10月30日

西村幸司専門研究員と扇田秀章専門研究員が第25回日本耳科学会総会・学術講演会で発表しました。

  • 発表日 2015年10月8-10日

木下専門研究員が平成27年度第4回「地域医療をチームで担う人材育成研修」でがんの分子標的薬について講演しました。

  • 発表日 2015年9月13日

加川主任研究員が第15回放射性医薬品・画像診断薬研究会にて発表しました。

※以降は下記の表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日2015年9月12日

第1回Thyroid Cancer Workshop in Wakayamaにて、当研究所の東達也研究員が特別講演を行いました。

平成27年9月10日、日本耳鼻咽喉科学会和歌山地方部会が主催、ジェンザイム・ジャパン株式会社が共催する、第1回Thyroid Cancer Workshop in Wakayamaが和歌山市の県民交流プラザ和歌山ビッグ愛にて行われ、当研究所の東研究員が特別講演を行いました。東研究員は今回「分化型甲状腺癌に対する放射性ヨウ素治療現状と展望」と題して講演を行い、放射性ヨウ素内用療法・RI内用療法を中心とした日本国内外の現状、内外のガイドラインの変更点などを紹介し、分子標的薬の登場に伴い大きな変革期を迎えている甲状腺疾患診療の最新動向や、放射性ヨウ素内用療法、アブレーション普及に向けた学会活動の成果などを示し、その普及とさらなる発展を目指して、専門家の皆さんと議論を深めました。

  • 発表日平成27(2015)年9月10日

加川信也主任研究員が、9月2日から5日までアメリカのホノルルで開催された世界分子イメージング学会にて発表しました。

世界初のPET薬剤であるBenzyl [18F]FACE([18F]FACE誘導体)についての基礎及び臨床合成研究の2演題の発表です。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 発表日 2015年9月2日

第123回核医学症例検討会にて、東達也総括研究員が発表を行いました。

第123回核医学症例検討会において、東達也総括研究員が発表を行いました。「特異な全身FDG像を呈した胃がん術後の一例」と題して行われた症例検討の発表において、 東研究員はFDG-PET/CTで肝臓の集積が低下した、低栄養状態の胃がん術後一例を症例報告し、栄養状態の指標血清アルブミン値などと対比することで、FDG-PET/CT診断における栄養状態の影響とその意義についての検討行いました。

  • 開催日 平成27(2015)年8月8日

第16回鹿児島甲状腺疾患研究会にて、当研究所の東達也研究員が特別講演を行いました。

平成27年7月31日、鹿児島甲状腺疾患研究会が主催、あすか製薬株式会社が共催する、第16回鹿児島甲状腺疾患研究会が鹿児島市の城山観光ホテルにて行われ、当研究所の東研究員が特別講演を行いました。東研究員は今回「甲状腺がん診療と放射性ヨウ素内用療法課題と展望」と題して講演を行い、放射性ヨウ素内用療法・RI内用療法を中心とした日本国内外の現状、内外のガイドラインの変更点などを紹介し、分子標的薬の登場に伴い大きな変革期を迎えている甲状腺疾患診療の最新動向や、放射性ヨウ素内用療法、アブレーション普及に向けた学会活動の成果などを示し、その普及とさらなる発展を目指して、専門家の皆さんと議論を深めました。

  • 開催日 平成27(2015)年7月31日

山内副所長らが脳血管障害患者におけるフルオロ酢酸PET研究をStroke誌に論文発表しました。

ヒトにおいて、脳虚血領域でフルオロ酢酸の取り込みが増加していること初めて示しました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 掲載日2015-07-30

第29回名古屋PET症例検討会にて、東総括研究員が発表を行いました。

第29回名古屋PET症例検討会において、東達也総括研究員が症例検討・発表を行いました。名古屋PET症例検討会は愛知・岐阜を中心とする東海地方の核医学診断医が年3回集まり、興味あるPET症例を提示・検討する会で、核医学の振興を目的として行われている研究会です。東研究員は2008年より積極的に参加し、現在は運営委員も務めています。今回は、「膵腫瘤の一例」と題したクイズ形式の症例提示に対し、画像読影、症例検討を行いました。種々の後腹膜腫瘍とその画像の特徴を紹介し、PET診断医への教育・啓蒙を行いました。

  • 発表日2015年7月10日

第50回滋賀県立成人病センター研究所セミナーを開催しました。

  • タイトル 第50回滋賀県立成人病センター研究所セミナー

第77回日本耳鼻咽喉科臨床学会学術講演会にて、東達也総括研究員が2つの講演を行いました。

第77回日本耳鼻咽喉科臨床学会学術講演会において、東達也総括研究員が放射性ヨウ素治療に関する教育講演を2題行いました。6/25日のランチョンセミナーでは、「分化型甲状腺癌に対する放射性ヨウ素治療―最近のトピックス―」と題した教育講演を、6/26日のモーニングセミナーでは、「分子標的治療を考慮した分化型甲状腺癌に対する放射性ヨウ素治療」と題した教育講演を行いました。前者では、核医学治療の一つであるI-131を用いた放射性ヨード内用療法の基礎と現状について講演し、内用療法の国内の医療環境や最近の外来アブレーションをめぐる内外での動きなど、最近のトピックスについて報告しました。後者では、2014, 2015年に相次いだ分子標的薬の甲状腺分化癌に対する保険承認を受けて、治療適応となる条件、「放射性ヨウ素治療不応」を実際のケースに基づいて紹介し、分化型甲状腺癌における分子標的薬治療の意義を示しました。

  • 発表日2015年6月25-26日

谷垣専門研究員が難治性の脳腫瘍神経膠芽腫(グリオブラストーマ)に対し、新しい治療効果が期待される分子標的薬の相互作用を発見し研究論文を発表しました。

滋賀県立成人病センター研究所谷垣健二専門研究員らは、亜ヒ酸が神経膠芽腫のMyc 阻害薬(10058F4) への感受性を増加させることを見出し、アメリカの科学・医学雑誌である『プロスワン誌』に論文を掲載しました。滋賀医科大学脳神経外科野崎和彦教授、滋賀医科大学分子神経科学研究センターMR医学分野椎野顯彦准教授、京都大学脳神経外科宮本享教授らとの共同研究グループの成果です。本研究は難治性である神経膠芽腫の新たな分子標的治療法の開発につながることが期待されます。

経膠芽腫は根治に至るのが非常に難しい脳腫瘍の一つであり、抜本的な治療法が未だないため、新たな治療法の開発が待たれています。Mycは神経膠芽腫の癌幹細胞の維持や、癌細胞の生存に必須のグルコース分解やグルタミン分解等の代謝調節に重要な役割を果たしている癌遺伝子です。そのため、Mycという分子を治療の標的とした薬剤(分子標的薬)が開発されてきましたが、生体内で有効な治療効果を持つ薬剤の開発には至っていませんでした。今回、谷垣専門研究員らは、急性前骨髄球性白血病の治療にも用いられる亜ヒ酸が神経膠芽腫のMyc 阻害薬(10058F4) への感受性を増加することを見出し、ヒトの神経膠芽腫癌幹細胞をマウスに移植した神経膠芽腫モデルにおいても亜ヒ酸と10058F4 の同時投与が生体内でも腫瘍退縮効果を持つことを明らかにしました。さらに、亜ヒ酸が神経膠芽腫の癌幹細胞維持に必須の役割を持つNotchシグナルの阻害剤とは相互作用しないことを見出しました。亜ヒ酸と10058F4との相互作用は癌幹細胞維持でなく代謝調節を介している可能性が考えられます。今回の我々の研究は、悪性度の高い神経膠芽腫の効果の高い新たな治療法の開発につながるのではと期待されます。

掲載論文

タイトル:Arsenic trioxide sensitizes glioblastoma to a Myc inhibitor
(「亜ヒ酸は神経膠芽腫のMyc 阻害剤への感受性を高める」)

Yayoi Yoshimura, Akihiko Shiino, Kazue Muraki, Tadateru Fukami, Shigeki Yamada, Takeshi Satow, Miyuki Fukuda, Masaaki Saiki, Masato Hojo, Susumu Miyamoto, Nobuyuki Onishi, Hideyuki Saya, Toshiro Inubushi, Kazuhiko Nozaki, Kenji Tanigaki

掲載誌名:プロスワン誌 (プレス解禁日時:日本時間2015年6月4日午前3時(2015年6月3日(水)午後2時))記事

図1 ヒト神経膠芽腫癌幹細胞を移植したマウスで認められた脳腫瘍

図2 ヒト神経膠芽腫癌幹細胞を移植したマウスのMRI画像
継時的にMRI画像から腫瘍サイズを測定し亜ヒ酸と10058F4の生体内 での効果を評価した。

加川信也主任研究員が第61回米国核医学会総会にて発表しました。

6月6日から10日までアメリカのボルチモアで開催された第61回米国核医学会総会にて発表しました。世界初のPET薬剤であるPTV-F1(ピタバスタチンの誘導体)についての基礎及び臨床研究の2演題の発表です。

  • 発表日2015年6月6日

山内副所長が執筆した脳循環障害重症度評価に基づく治療に関する総説がNeurologia medico-chirurgicaに掲載されました。

症候性アテローム硬化性脳主幹動脈閉塞性疾患患者では脳循環障害の重症度評価は脳卒中再発予測に極めて有用です。しかし、脳循環障害の重症度評価に基づいてどのように治療方針を決定したらよいかに関しては、エビデンスが少ないです。山内副所長らは、PETによる脳循環障害の重症度評価に基づいた、バイパス手術の適応や血圧管理法について検討してきました。本総説では、当研究所でのエビデンスを中心に、脳循環障害重症度評価に基づく治療に関する最近エビデンスと今後の方向性について解説しました。

  • 掲載日2015年6月2日

福井大学放射線作業にかかる教育訓練セミナーにて、当研究所の東達也研究員が教育講演を行いました。

平成27年5月26日、福井大学 放射線作業にかかる教育訓練(更新登録者対象)教育訓練セミナーが福井大学ライフサイエンスセンターにて行われ、当研究所の東研究員が下記のように教育講演を行いました。東研究員は今回「ラジオ・アイソトープ治療と被ばく」と題して講演を行い、放射線被ばくに関する一般的な講演に加え、ラジオ・アイソトープ治療に関しては基礎と日本国内の現状、将来展望までを紹介し、ラジオ・アイソトープ治療に関する理解を深めてもらいました。

  • 発表日 2015年5月26日

核医学治療国際シンポジウムにて、当研究所の東達也研究員がシンポジストとして講演を行いました。

平成27年5月23日、福島県立医科大学、ふくしま国際医療科学センターが主催、日本核医学会が共催する、「核医学治療国際シンポジウム「核医学治療の現状と未来―加速器によるRI製造を目指して―」」がグランフロント大阪のコングレコンベンションセンターにて行われ、当研究所の東研究員が下記のようにシンポジストとして講演を行いました。東研究員は世話人の一人として、今回「RI内用療法―我が国の現状と問題点―」と題して講演を行い、核医学治療・RI内用療法に関して日本国内の現状、問題点を紹介し、加速器によるRI製造を目指した核医学治療の普及と発展に向けた問題提起を行いました。

  • 発表日 2015年5月23日

山内副所長が第56回日本神経学会学術大会で発表しました。

  • 発表日 2015年5月22日

加川主任研究員が第10回日本分子イメージング学会総会にて発表しました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日2015年5月20-21日

第4回アジア甲状腺がんマスタークラス(香港)にて、当研究所の東達也研究員が招待講演を行いました。

平成27年5月9日、第4回アジア甲状腺がんマスタークラス(4th ASIAN MASTERCLASS OF THYROID CANCER)が香港核医学会の主催にて行われ、当研究所の東研究員が下記のように招待講演を行いました。東研究員は今回「Radioiodine Ablation of Thyroid Remnant - Optimal Dose and Release Criteria -」(放射性内用療法による甲状腺がん術後残存甲状腺破壊-適正投与量と患者退出制限-)と題して招待講演を行い、アジア諸国との交流を深めました。この会議にはアジア各国から著名な核医学医らが多数招かれ、50名を越える参加者があり、熱気に溢れた討議が行われました。

  • 発表日平成27年5月9日

第74回日本医学放射線学会総会において、当研究所の共同研究員である西井龍一先生(現宮崎大学)がCyPos賞Platinum Medalを受賞しました。

平成27年4月16-19日に行われた第74回日本医学放射線学会総会にて、当研究所の共同研究員で現在宮崎大学医学部附属病院放射線科講師の西井龍一先生がCyPos賞Platinum Medalを受賞しました。西井龍一先生は米国留学後、2007年に帰国され、当研究所に専門研究員として2007年から2011年まで在籍され、その後宮崎大学医学部附属病院放射線科に異動されました。

この4月にパシフィコ横浜で開催された第74回日本医学放射線学会総会は併設開催された国際医用画像総合展と合わせ22,000人を超える参加者を誇る学術集会です。その学術集会中の電子発表であるCyPos発表では、CyPos賞としてプラチナ賞1演題、ゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞各8演題が審査により選ばれることになっています。本大会では、西井先生が当研究所の画像研究部門に在籍中に理研との共同で行ってきた新規PET薬剤フルオロ酢酸([18F]FACE)に関する研究発表が、第1位のプラチナ賞に輝きました(第8回日本分子イメージング学会総会による最優秀発表賞に続き二度目の受賞)。CT、MRIやIVR(経血管診断・治療)等の臨床発表や放射線治療学発表など多岐にわたる分野の中からのプラチナ賞受賞であり、当研究所の研究活動の高さを物語る受賞となりました。

  • 発表日2015年4月19日
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