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2014年度

2014年度開催の研究発表・公開講座

2014年度に開催した研究発表・公開講座の詳細

山内副所長が第40回日本脳卒中学会総会で発表しました。

  • 発表日2015-03-26

加川主任研究員が日本薬学会第135年会にて発表しました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日2015年3月25-28日

谷垣専門研究員が執筆した神経発生異常と統合失調症の関与に関する総説がFrontiers in Neruscience に掲載されました。

統合失調症では大脳皮質、海馬の異所性の神経細胞等の微細な神経発生異常が見られることが報告されていますが、その神経発生異常が統合失調症発症に直接関与しているかは明らかにされていません。しかし、近年、遺伝学的研究の進歩により、統合失調症発症脆弱性候補遺伝子や、染色体異常が同定されるようになってきました。当研究所では、ヒトの遺伝学的研究によって同定された遺伝子異常、染色体委譲と同型の異常を持った動物モデルを作成し、神経発生異常と神経機能異常の因果関係を証明すべく解析を行っています。谷垣健二専門研究員と村木一枝主査は、当研究所での研究成果を含めた最新の知見から考えられる神経発生異常と統合失調症の関与について総説を執筆しました。

  • 掲載日2015年3月24日

第28回名古屋PET症例検討会にて、東総括研究員が教育講演を行いました。

第28回名古屋PET症例検討会において、東達也総括研究員が症例発表を行いました。名古屋PET症例検討会は愛知・岐阜を中心とする東海地方の核医学診断医が年3回集まり、興味あるPET症例を提示・検討する会で、核医学の振興を目的として行われている研究会です。東研究員は2008年より積極的に参加し、現在は運営委員も務めています。今回は、「腹部腫瘤の一例」と題して、腫瘍随伴多発筋炎の一例の症例提示を行いました。腫瘍に随伴して起こる原因不明の筋炎に見られた、特異な全身の筋肉へのFDG集積を紹介し、PET診断医への教育・啓蒙を行いました。

  • 発表日 2015年3月13日

第122回核医学症例検討会にて、東達也総括研究員が発表を行いました。

第122回核医学症例検討会において、東達也総括研究員が発表を行いました。「長期に経過観察したPET陽性IPMCの一例」と題して行われた症例検討の発表において、 東研究員は1年以上にわたってFDG-PET/CTで経過観察し、無事切除し得た膵管拡張型膵悪性腫瘍IPMCの一例を症例報告し、詳細に病理組織像と対比することで、IPMCにおけるFDG-PET/CT診断の意義と有用性についての検討行いました。

  • 発表日2015年2月7日

加川主任研究員がPET化学ワークショップ2014にて講演しました。

PET化学ワークショップにおいて、加川主任研究員が、「新規薬剤立ち上げ話」と題して、本邦初のPET製剤であるF-18標識フルオロ酢酸([18F]FACE)を例に挙げて、新規薬剤を臨床利用する過程で必要な合成及び安全性等について滋賀県立成人病センター研究所の実状を紹介しました。自動合成装置を用いた一般的合成法や安全性試験等の詳細だけでなく、滋賀で開発した新しい固相抽出技術を用いた合成法等も紹介し、情報交換会やフリーディスカッションでは活発な意見交換がされました。

  • 発表日2015年2月6-8日

木下専門研究員が肺がんに関する研究論文を発表しました。

がん死因のトップの座を占める肺がんがどのように生じるかはまだわかっていません。がんの初期段階でおこる遺伝子の変異が、ある一群の酵素によって引き起こされる可能性が注目されています。これらの酵素は、本来、体を健康に保つために必要なものですが、時々、がんの原因になる遺伝子を破壊してしまうことで、がんを引き起こすのではないかと言われています。その酵素の一つである AID による発がん過程を研究するために作られたモデルマウスについて、今回、詳しく調べた結果が論文となり、2月6日 PLoS ONE 誌に掲載されました。AID は本来、免疫で大切な働きをする抗体をつくるために必要な酵素です。抗体の遺伝子に集中的に突然変異を起こすことが分かっています。

このモデルマウスでは体全体で AID が作られるように遺伝子が操作されています。肺がんや肝臓がん、胃がんなどさまざまながんが起こります。肺がんが起こる前の肺を調べると、通常は見られない細胞の塊が点在していて、粘液を作っていることが分かりました。月齢とともに増加し9ヶ月齢の肺全体で1000個近くになります。この段階ではがんではなく、生じては1ヶ月ほどで消えてしまいます。この細胞は傷ついた肺組織が再生するときに見られる細胞の性質をもっていました。また肺の死細胞の数が普通のマウスよりわずかに増えており、異常な量のAID が遺伝子に傷をつけた結果、細胞が死ぬのではないかと考えられました。これらのことから、肺がんに先立って組織の破壊と再生が続く時期があり、組織再生中の細胞で AID が作用すると遺伝子変異が蓄積し、肺がんが発生するのではないかと考えられます。他の種類のがんでも同様かもしれません。慢性的な炎症刺激ががんを引き起こす現象とも関連があると思われます。AID は炎症刺激を受けた細胞が作る酵素であるからです。

がんを予防するためには組織の破壊を極力避けることが大切です。喫煙や過度の日焼け、度数の高いお酒、熱すぎる食事には気をつけてください。

掲載論文

Chronic lung injury by constitutive expression of activation-induced cytidine deaminase leads to focal mucous cell metaplasia and cancer
(AIDの恒常的発現による慢性肺障害が引き起こす巣状粘液細胞化生と肺癌)

喜夛村次郎1,2, 植村宗弘3,黒住眞史3, 園部誠1, 真鍋俊明3, 日合弘4, 伊達洋至1, 木下和生3
(1京都大学医学部呼吸器外科、2市立長浜病院呼吸器外科、3 滋賀県立成人病センター研究所、4 京都大学大学院医学研究科)

PLoS ONE 10(2): e0117986

図AID を過剰に作るマウスの肺の顕微鏡像。矢印が組織再生と関連があると思われる、粘液産生細胞。HE染色。

第4回病理技術向上講座を開催しました。

「病理技術向上講座」の再度開催を希望される声にお応えし、下記要項で「第4回病理技術向上講座:病理検体の切り出し業務3」を開催致します。今回は、病理医による女性生殖器系、呼吸器系、中枢神経系臓器の切り出し法と、病理検査技師に必要な各臓器の疾患と病理組織像の講義もお願いしています。また、特別講義として検査技師による最新の免疫組織標本作製のノウハウを伝授して頂きます。

  • 講座名第4回病理技術向上講座:病理検体の切り出し業務3

第16回中国東北三省核医学学術年次総会(中国、黒竜江省、ハルビン市)にて、当研究所の東達也研究員が招待講演を行いました。

平成27年1月9日、第16回中国東北三省核医学学術年次総会がハルビン医科大学の主催にて行われ、当研究所の東研究員が下記のように招待講演を行いました。東研究員は、日本核医学会と中国の核医学会である中華医学会核医学分会との友好共同事業の一環として、中華医学会核医学分会から招待され、今回「Radioactive iodine therapy in Japan -The basics and clinical aspects-」(日本における放射性内用療法の現状と展望)と題して招待講演を行いました。招待講演では日本以外にも台湾からも2名の著明な核医学医が招かれ、100名を越える参加者があり、熱気に溢れた討議が行われました。中国における核医学の隆盛が感じられる会議でした。

また、東研究員は優れた講演を行ったとの功績を称えられ、「栄誉表彰」の表彰を受けました。

  • 発表日平成27年1月9日

東達也総括研究員が執筆の一部を担当した甲状腺癌を専門領域とする医師向けの教科書「甲状腺癌放射性ヨウ素内用療法アトラス」(医薬ジャーナル社)が発行されます。

医薬ジャーナル社が発行する甲状腺癌を専門領域とする医師向けの教科書「甲状腺癌放射性ヨウ素内用療法アトラス」(編:金沢大学医薬保健研究域医学系核医学絹谷清剛教授)が発行され、東達也総括研究員は総説をはじめとする執筆の一部を担当しました。

この放射性ヨウ素内用療法に関しては、学会が発行する治療ガイドラインなどはあったものの、これまで教科書などがなく、実際の症例での病状や画像、治療経過などに触れる機会が限られていたため、関係する領域の医師からは、教科書や症例集の発行が望まれてきました。この「甲状腺癌放射性ヨウ素内用療法アトラス」は、甲状腺癌の放射性ヨウ素内用療法に関する国内初の教科書で、この分野で著名な、金沢大学医薬保健研究域医学系核医学絹谷清剛教授が企画・編集し、執筆も担当され、ついに実現した教科書です。東研究員は国内における第一人者の一人として、総説から症例検討まで幅広い領域を担当しました。

  • 発行日2014年12月15日

第5回がん診療グランドセミナーで木下専門研究員が「がんの免疫療法」について講演しました。

  • 発表日平成26年11月27日

第27回名古屋PET症例検討会(安保ホール、名古屋市、愛知)にて、東総括研究員が教育講演を行いました。

第27回名古屋PET症例検討会において、東達也総括研究員が教育講演を行いました。名古屋PET症例検討会は愛知・岐阜を中心とする東海地方の核医学診断医が年3回集まり、興味あるPET症例を提示・検討する会で、核医学の振興を目的として行われている研究会です。東研究員は2008年より積極的に参加し、現在は世話人も務めています。今回は症例検討会に先立ち、「腫瘍FDG-PET 膵腫瘍性病変の読影ポイントについて」と題して、PET診断初学者の教育目的、ベテラン診断医の再教育目的の講演を行いました。膵癌を中心とする、嚢胞性膵疾患、内分泌性腫瘍、自己免疫膵炎などの、膵腫瘍性・非腫瘍性病変における、病理組織分類の変更、診療ガイドライン・ガイドブックの発刊、などの国内外の最新動向を紹介したうえで、PET診断上の注意点を挙げ、新時代に必要とされる読影診断のポイントとしてまとめて、教育・啓蒙を行いました。

  • 発表日 平成26年11月21日

山内副所長らが執筆したアテローム硬化性脳主幹動脈閉塞性疾患の貧困灌流、血圧管理と5年再発率に関する論文がStroke誌にonline掲載されました。

  • 掲載日 2014-11-13

第54回日本核医学会学術総会において、加川信也主任研究員と東達也総括研究員をはじめとする当研究所の研究員が発表、編集会議参加等を行いました。

平成26年11月6-8日、第54回日本核医学会学術総会が行われ、当研究所の研究員が下記のように多くの発表、編集会議参加等を行いました。日本核医学会学術総会は日本核医学会の年に一度の学術総会で、核医学に関する研究・診療を行う医師が集う学会です。本年は、大阪大学の畑澤順教授が会長として大阪国際会議場にて開催となり、多くのシンポジウム、講演、ポスター展示などが行われ、また日本核医学会関連の多くの委員会活動などが行われました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日2014年11月7-9日

日本核医学会学術総会において、当研究所の共同研究員西井龍一先生が2014年久田賞銅賞および第一回日本核医学会リターニー奨励賞を受賞しました。

平成26年11月6-8日に行われた第54回日本核医学会学術総会にて、当研究所の共同研究員で現在宮崎大学医学部附属病院放射線科講師の西井龍一先生が2014年久田賞(Annals of Nuclear Medicine 論文賞)銅賞および第一回日本核医学会リターニー奨励賞を受賞しました。

西井龍一先生は米国留学後、2007年に帰国され、当研究所に専門研究員として2007年から2011年まで在籍され、その後宮崎大学医学部附属病院放射線科に異動されました。

今回受賞の2014年久田賞は日本核医学会の英文機関誌であるAnnals of Nuclear Medicine 誌(ANM誌)に2013年掲載された論文のうち、最も優れた3つの論文に対し授与されるもので、第3位の論文として2014年久田賞銅賞が与えられました。対象論文は西井先生が当研究所の画像研究部門に在籍中に行った新規アミノ酸系PET製剤MeAIBを用いた基礎・臨床研究をまとめたANM誌論文です。当研究所の研究員も共著者として論文作成に深く関わっており、当研究所の研究活動の高さを物語る受賞となりました。

また、日本核医学会リターニー奨励賞は日本から海外に留学し、帰国後核医学分野で活躍する若手研究者を奨励することを目的として本年度より新設された賞で、日本核医学会の活性化を図り、若手研究者の留学を推進し、帰国後の核医学の活動を推奨することを趣旨としたものです。西井先生は帰国後の当研究所および宮崎大学での優れた研究活動を認められ、栄えある初代受賞者となりました。

  • 学会名日本核医学会

東達也総括研究員が執筆の一部を担当した消化器病を専門とする医師向けの教科書「消化器病診療」(医学書院)の第2版が発行されました。

医学書院が発行する消化器病を専門とする医師向けの教科書「消化器病診療」の第2版(監修:一般財団法人日本消化器病学会、編集:消化器病診療(第2版)編集委員会)が発行され、東達也総括研究員は「III. 検査手技PET」と題した項目の執筆を担当しました。この「消化器病診療」は多忙な日常診療に携わる一般の消化器病専門医が、消化管・肝臓・膵臓・胆道系と多岐にわたり、日々進歩し広がり深まっていく消化器病疾患を網羅して、最新の知見に接することができるように創刊されたもので、一般財団法人日本消化器病学会の監修のもと刊行されています。

東研究員は消化器病の腫瘍PET診断の第一人者として、京都大学肝胆膵移植外科上本伸二教授、波多野悦朗准教授と共同で、腫瘍PET診断を中心とした消化器病疾患領域の核医学検査についての基礎と臨床、実診療上の留意点に関する項目の執筆を担当しました

  • 発行日 2014年10月31日

第4回地域ICT利活用連携シンポジウムを開催しました。

滋賀県では、先進医療機器と情報通信技術(ICT)の活用による広域連携事業を進めており、その一環として全県型遠隔病理診断ネットワーク事業を展開し、この度、システムの稼働を迎えたところです。

どこに住んでいても、誰もが至適な医療を受けられる社会にしていくためには、限りある医療資源を最大限に活用し、医療機関同士が連携または分担することで、無駄のない医療体制を構築する必要があります。ICT技術はこれを円滑に促進し得る手段となります。

地域医療の現場、遠隔病理診断の第一線でご活躍されています先生方の貴重な講演を聞く絶好の機会ですので是非ご参加ください。

  • タイトル第4回地域ICT利活用連携シンポジウム

日本生物学的精神医学会にて、谷垣健二研究室(神経病態研究部門)の鳥塚通弘先生(現所属奈良県立医科大学精神医学講座)が日本生物学的精神医学会学術賞と奈良医師会奨励賞をダブル受賞しました。

日本生物学的精神医学会は、統合失調症・気分障害・不安障害を初めとした精神疾患の、画期的な診断・治療法や発症・再発の予防法を開発することを目指して、病因・病態を生物学的方法で解明するため設立された学会です。今回、谷垣健二研究室(神経病態研究部門)の鳥塚通弘先生が日本生物学的精神医学会学術賞と奈良医師会奨励賞をダブル受賞しました。

対象論文は2013年にPNAS誌に掲載された下記の論文で、精神医学領域の発展に貢献する研究成果であることを称えられ、今回表彰を受けました。谷垣専門研究員が医学的貢献度の高い論文を執筆したことの証であり、大変名誉ある賞です。

  • 学会名 日本生物学的精神医学会

谷垣健二専門究員が第36回日本生物学的精神医学会にてシンポジウム GABA作動性介在ニューロンの異常と総合失調症にて座長を務め、シンポジストとして参加し発表しました。

このシンポジウムは、統合失調症死後脳研究においてGABA作動性介在ニューロン異常が多く認められることを踏まえ、基礎研究と臨床研究の双方の視点から、介在ニューロンと統合失調症発症のメカニズムを考察することを目的として開催されました。

ヒトの遺伝学的解析により同定された統合失調症脆弱性遺伝子の遺伝子改変動物を用いたGABA作動性介在ニューロンの発生異常・機能異常が谷垣専門研究員、鳥塚通弘先生、田村英紀先生(先端生命科学研究センター)から報告された。また、ピッツバーグ大学の紀本創平先生らは、ヒト統合失調症死後脳研究により、転写因子Zif268によるGABA産生酵素GAD67 発現調節の可能性を、九州大学精神病態医学講座の鬼塚俊明らは脳磁図研究によってヒト統合失調症者のGABA機能に異常があることを報告しました。

遺伝学的解析だけでなく、ヒトの死後脳研究からも統合失調症解明への新たな手掛かりが提示されたこと、ヒトの統合失調症と統合失調症モデル動物で類似性の高い神経生理学的所見が認められることは非常に興味深く、活発な議論、情報交換が行われました。

  • 発表日 2014年10月1日

東達也総括研究員が執筆の一部を担当した肝臓病を専門とする医師向けの教科書『HEPATOLOGY PRACTICEシリーズ第5巻「肝癌の診療を極める―基本から最前線まで―」』(文光堂)が発行されました

文光堂が発行する肝臓病を専門とする医師向けの教科書「HEPATOLOGY PRACTICEシリーズ」の第5巻「肝癌の診療を極める―基本から最前線まで―」が発行され、東達也総括研究員は「II. 診断編核医学検査」と題した項目の執筆を担当しました。この「HEPATOLOGY PRACTICEシリーズ」は医学の進歩により転換期を迎えた肝臓病診療と研究の現状を整理し、今後の動向を展望する目的で創刊されたもので、大阪大学竹原徹郎教授、埼玉医科大学持田智教授を常任編集として、シリーズ化し刊行されています。

東研究員は肝胆膵領域の腫瘍PET診断の第一人者として、京都大学肝胆膵移植外科波多野悦朗准教授と共同で、腫瘍PET診断を中心とした肝癌の核医学検査についての基礎と臨床、実診療上の留意点や最新研究に関する項目の執筆を担当しました。

  • 書名HEPATOLOGY PRACTICEシリーズ第5巻「肝癌の診療を極める―基本から最前線まで―」ISBN978-4-8306-1894-9

日本核医学会の英文機関誌であるAnnals of Nuclear Medicine 誌にて、東達也総括研究員が2013年最多被引用論文賞を受賞しました。

日本核医学会の英文機関誌であるAnnals of Nuclear Medicine 誌(ANM誌)は、国内の臨床医学会の機関誌としては数少ない1点を超えるインパクトファクター(IF: 1.507)を有する英文機関誌で、国内を代表する放射線医学雑誌です。今回、東総括研究員はANM誌掲載論文として、2013年最多被引用論文賞を受賞しました。対象論文は2003年にANM誌に掲載された下記のreview論文で、これまで過去10年間にわたり高い評価を受けてきましたが、今回2013年も世界の医学雑誌に数多く引用され、その一年間の被引用回数が過去に掲載された全てのANM誌掲載論文のうち最多であることを称えられ、今回表彰を受けました。東総括研究員が医学的貢献度の高い論文を執筆したことの証であり、大変名誉ある賞です。

  • 学会名 日本核医学会

山内副所長が第33回The Mt.Fuji Workshop on CVDで発表しました。

  • 開催日 2014年8月30日

加川主任研究員がPETサマーセミナー2014にて講演しました。

PETサマーセミナー2014の『これからの臨床PET薬剤~ケミストからの提案~』というセッションにおいて、加川主任研究員が「[N-methyl-11C]MeAIBを用いたアミノ酸イメージング」と題して、本邦初のPET製剤である[11C]MeAIBの基礎実験、合成、臨床及び現在行なっている18F標識したMeAIBの合成等について、滋賀県立成人病センター研究所の現状を紹介しました。いかに科学的かつ効率的にPET薬剤の臨床展開を進めるかをキーワードにPET薬剤合成の基礎を紹介した講演で、聴講された方々からも「大変勉強になりました」との評価を戴きました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 11C :11C
  • 開催日 2014年8月29日~31日

山内副所長が第5回日本血管性認知障害研究会で発表しました。

  • 開催日 2014年8月23日

第2回ベトナム放射線技師会総会学術大会にて高橋専門員が講演を行いました。

平成26年8月22日、第2回ベトナム放射線技師会総会学術大会(2nd Annual Vietnam Conference of Radiological Technologists)が開催され高橋専門員が講演を行いました。

2005年よりJICA草の根協力事業を滋賀県放射線技師会と締結し、ベトナムにおける放射線技術の技術協力を行っており、その一環として、技術レベルの底上げを目的に学術大会が開催され、今回第2回学術大会においてPETを中心とした核医学の現状についての講演を行いました。本学会には、ベトナム国内をはじめマレーシア、カンボジアなど東南アジア諸国からの参加者もあり、また、ベトナム医学放射線学会との合同開催でもあり、数百人の参加者があり熱気に溢れた討論が行われた。

  • 発表日 2015年8月22日

第121回核医学症例検討会にて、東達也総括研究員が発表しました。

第121回核医学症例検討会において、東達也総括研究員が「末梢骨に骨転移が疑われた1症例」と題して症例検討の発表を行いました。核医学症例検討会は、核医学検査の教育、啓蒙、発展などを目的とした、関西地区を中心とする核医学施設が合同で年二回開催する症例検討会です。東研究員は今回も症例提示の依頼を受け、発表を行いました。

  • 開催日 2014年8月9日

加川主任研究員が第4回フッ素化学会にて講演しました。

第4回フッ素化学若手の会において、加川主任研究員が、「F-18放射性フッ素を用いた新規PET薬剤の開発」と題して、本邦初のPET製剤である酢酸をフッ素標識した[18F]FACEの合成や臨床等について、滋賀県立成人病センター研究所の現状を紹介しました。フッ素化学の基礎とも言えるフルオロ酢酸とPETの基礎を紹介した講演で、フッ素化学者の方々から大きな反響がありました。

  • 開催日 2014年8月7日

第49回滋賀県立成人病センター研究所セミナーを開催しました。

  • タイトル 第49回滋賀県立成人病センター研究所セミナー

第61回米国核医学会総会において、加川信也主任研究員と東達也総括研究員をはじめとするPET画像研究部門グループが発表しました。

2014年6月7日から11日まで開催された第61回米国核医学会総会において、加川信也主任研究員と東達也総括研究員をはじめとするPET画像研究部門グループが発表を行いました。世界初のPET薬剤であるFPYBF-2(アミロイドイメージング剤)についての基礎及び臨床研究と、MeAIBの臨床研究の3演題の発表です。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日2014年6月7日から6月11日

滋賀県立成人病センター第53回がん診療セミナーにて、高橋専門員、加川主任研究員、東総括研究員が教育講演を行いました。

第53回がん診療セミナーは「がん診断における核医学」をテーマとして、おもに医療関係者を中心とした教育目的の3つの講演が行われました。核医学診療の準備から実施にいたる核医学の診療の実際を紹介したうえで、放射線被ばくに関しても簡単なレクチャーも行い、がん診療に携わる医療関係者への教育・啓蒙を行いました。

  • 開催日 2014年5月29日木曜日

山内副所長が第55回日本神経学会学術大会で発表しました。

  • 開催日 2014年5月23日

加川主任研究員が第9回日本分子イメージング学会総会にて発表しました。

※以降は下記表記に読み替えて記載しています。
  • 18F :18F
  • 開催日 2014年5月22日

第48回滋賀県立成人病センター研究所セミナーを開催しました。

  • タイトル 第48回滋賀県立成人病センター研究所セミナー
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