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東総括研究員が日本核医学会の「第1回内用療法戦略会議」に参加しました。

2012年6月1日

内用療法とは放射性物質であるアイソトープを注射や内服で投与し、身体の中から放射線治療を行うという治療法の一種です。 内用療法では、投与後に患者さんの体内から排泄される少量の放射性物質の管理などの点で、日本国内の法的規制が厳しく、また保険診療上査定が低いため病院が赤字となるなど問題点が多く、諸外国に比べて治療施設の整備が不十分で、入院患者さんが長期の入院待ちを余儀なくされるなど、おおきな社会問題となっています。滋賀県もこの内用療法の入院施設がなく、入院を必要とされる患者さんは主に京都大学などでの治療を余儀なくされています。

この内用療法の、日本国内における普及・発展を目指した会議で、日本核医学会の核医学専門医を中心に、放射線治療、外科、内科などの学会の枠を超えて、医学界をあげての戦略的な運動にしていこうという会議の立ち上げの会です。

東総括研究員も日本国内における内用療法の第一人者として、この会議に参加し、主要メンバーとして今後5年間程度にわたって、内用療法の普及運動に携わっていく予定です。

日本核医学会「第1回内用療法戦略会議」

開催日時:2012年6月1日(金)

開催地:東京

出席者:東達也(総括研究員)


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