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経口負荷試験について

Q1 卵のアレルギーについて聞きたいのですが、例えば卵アレルギーで、生はだめ、火を通したものはだめ、加工品もだめ、同じラインで作られたものもだめ、といったように卵アレルギーのレベルは負荷試験でわかるものなのでしょうか

A1 大まかに言うと、卵なら約32分の1か64分の1まで小さくして、そこから1口食べさせて様子みて、大丈夫ならまた量を増やして食べて様子みて、どこまで食べられるのか調べます。症状が出る人は、どこか途中で出ます。症状が出てきた量よりも少ない量を少しずつ食べることを許可するというのが、緩徐な免疫経口療法になります。その量が非常に微妙なので、なかなか難しい。誤食で多く食べると一気に症状が出る。負荷試験のときに、症状が出る量がある程度推定できます。

Q2 経口負荷試験は、入院をして経過をみて実施されるものなのでしょうか?

A2 外来では何かあった時に大変なので、入院でやっているところが多いです。日帰り入院みたいな形です。症状が出ない人はそれで何もなく終わってしまうのですけど、途中で症状が出る人も多いので、それに対して対応できる状況を作ってあげるということになります。

Q3 地域の保健師です。血液検査を受けられる方が多く、レベルがいろいろ書かれた報告書を持っておられるのですが、そのような方でも基本的には経口負荷試験を受けて食べられないものを極力少なくしていくという方向でしょうか?

A3 液検査はクラス0からクラス6まであると思いますが、今までの経験によるとクラスが高いほど症状が出る可能性が高くなります。クラス4以上の段階では時期がくるまで制限していくことが多いです。ただクラス2やクラス3でもお母さんが自己判断で(食べさせるのを)やめる方が多いので、その辺に関しては確認するために負荷試験をしないとわかりません。案外食べても大丈夫な方もいますし。

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