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実績

令和3年度 実績

薬剤部の主な業務内容は、調剤(外来、入院)、薬剤管理指導、入院時薬剤問診、入院および外来がん化学療法レジメン登録管理、抗がん薬および高カロリー輸液の無菌調製、麻薬管理、製剤、DI(医薬品情報管理)、治験、薬事委員会事務、がん化学療法委員会事務、院外処方せん疑義照会の受付業務等です。

調剤業務については、2021年度、内服・外用薬の外来が21,529件、入院が148,072件で、注射薬では、外来が48,395件、入院が220,664件の調剤を行いました。

がん化学療法、緩和ケア、栄養、感染制御、褥瘡といった各チームにも参加し多職種によるチーム医療に貢献しています。

また、地域の調剤薬局薬剤師との症例検討会の実施に加え、薬学部生の実務実習を受け入れるなど、地域との連携や次世代育成も行っています。

薬剤師が様々な病棟薬剤業務に取り組むことで、薬物治療の質や医療安全の向上、さらに医師等の負担軽減にも貢献することに対する「病棟薬剤業務実施加算」を22,447件、また外来患者さんに対して薬剤師が抗がん薬の副作用等の指導管理を行う「がん患者指導管理料ハ」を402件算定しました。

病棟担当者には個々に薬剤管理指導件数の目標を設定しており、前年度と比較して指導件数も増加させることができました。

さらに、医療従事者に対する講演会の講師として教育活動も数多く行っています。

発表

  1. 八尾尚樹、鎌倉政城、竹内結香、橋本智咲、大堀健史、近野祐里、美濃部奈都、庄司高明、鍬田千草、中村直美 「小細胞肺がんの免疫併用療法における発熱性好中球減少症発現への影響について」 第3回日本医療薬学会年会. 2021年10月9日
  1. 鎌倉政城、土井啓史、大堀健史、菅原悠、坂根奈穂子、中山洋一、西田優理、権淳英、中村直美、内海貴彦 「膠原病患者の服薬アドヒアランスに影響する要因の調査」 第36回日本臨床リウマチ学会. 2021年12月18日
  1. 八尾尚樹 保険薬局薬剤師の実地研修を受け入れて、今後の薬薬連携のあり方について病院薬剤師が思うこと」 第4回日本病院薬剤師会近畿学術大. 2022年1月29日
  1. 南祐一、山本悦子、鍬田千草、中村直美 「病棟での薬剤管理指導業務およびその他薬剤関連業務の内部点検 体制の構築について」 第3回日本病院薬剤師会近畿学術大会. 2022年2月14日
  1. 大堀健史、近野祐里、鍬田千草、中村直美 「急性白血病患者におけるラスブリカーゼ投与下でのTLS 対策としての 補液量の検討」 第43回日本病院薬剤師会近畿学術大会. 2022年2月14日
  1. 山本悦子、大辻貴司、庄司高明、井元勇希、鍬田千草、中村直美 「薬剤師による術前中止薬の確認と患者説明の取り組み」 第43回日本病院薬剤師会近畿学術大会. 2022年2月14日
  1. 白井雅博、近野祐里、八尾尚樹、中村直美、松本広美 「がん診療病院連携研修を通じてフォローした切除不能進行大腸癌患者の1症例」 日本臨床腫瘍薬学会学術大会. 2022. 2022年3月12日

教育活動

医療関係者向け講演

  1. 近野祐里「発熱性好中球減少症について」, 大堀健史「DLBCLの救援化学療法~GDP療法~」, 橋本智咲「吸入薬の特徴と進歩」. Web開催ポットラック(薬薬連携研修会). 2021年9月29日
  1. 山本悦子「県立病院におけるフォーミュラリー導入への取り組み」消化器最新TOPICS WEB講演会. 2021年10月7日
  1. 鎌倉政城「膠原病患者の服薬アドヒアランスに関する要因の検証」 滋賀リウマチチーム医療カンファレンス. 2021年12月16日
  1. 八尾尚樹「PEM葉酸」 美濃部奈都「緩和奨励での症例報告」, 小菅裕也「肺がんの症例報告」.Web開催ポットラック(薬薬連携研修会). 2021年12月17日
  1. 近野祐里「抗EGFR抗体レジメンの副作用管理について(皮膚障害を中心に)」中島彰信「病院薬剤師がしっておきたい感染症」, 山本悦子「当院におけるフォーミュラリー導入の取り組み」.Web開催ポットラック(薬薬連携研修会). 2022年1月17日
  1. 南祐一「病棟での薬剤管理指導業務およびその他薬剤関連業務の内部点検体制の構築について」, 出羽祐基「ワクチンリテラシー」, 大堀健史「大腸がんの薬物療法」. Web開催ポットラック(薬薬連携研修会). 2022年2月15日
  1. 大堀健史「大腸がんの薬物療法」, 第24回滋賀県がん薬物療法confarence. 2022年3月2日

執筆

  1. 南祐一「HCUでのポリファーマシー対策への取り組みについて」.滋賀県病院薬剤師会誌Vol.44,N0.2(2021)