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歯科研修

歯科研修医募集のお知らせ

 当院は歯科医師臨床研修施設に指定されており、毎年歯科研修医を受け入れております。

当科での臨床研修の特色として下記3点が挙げられます。

1)実践第一主義

 →見学や介助だけではなく、自分自身が実際に主治医となり診断や治療方針立案を含め症例を担当していただきます。もちろん指導医など周囲が親身になってサポートします。

2)小手術症例の圧倒的多さ

 →当科は埋伏智歯抜歯など小手術症例が極めて多く、直近の研修医の先生は1年間で約250本もの埋伏智歯抜歯を経験しました。これら豊富な経験を通じて口腔外科の基礎手技(切開・剥離・縫合等)を確実に習得することが可能です。

3)希望に合わせたフレキシブルな研修内容

 →当科での研修内容に制限は設けておりません。一般歯科治療、有病者歯科、口腔ケア(周術期口腔機能管理)ほか、アドバンスな内容としてインプラント治療や全身麻酔下での手術執刀等、希望に応じてきめ細やかな研修内容にアレンジすることが可能です。また、2か月間の麻酔科での研修もあります。

 総合病院という環境を最大限に活かし、全ての歯科医師に求められる基本診療能力(態度・知識・技術)はもとより、医科各科や他医療従事者との多職種連携の中で、全身管理や全人的医療をも習得したいわば「未来型歯科医師」になって頂くことを目指します。

大阪・京都にもアクセス良好で、自然豊かなここ滋賀県で、歯科医師のスタートを切ってみませんか!

随時見学を受け入れておりますので、ご希望の方は総務課総務係(下記問い合わせ先)までご連絡下さい。

令和5年度(令和6年4月採用)歯科研修医募集案内

1.募集人員: 1名 (予定)

2.応募資格: 令和6年歯科医師国家試験合格予定者、マッチング参加者

3.選考試験:
(1)方法:筆記試験(英論文和訳記述試験小論文)および面接試験
(2)日時:次の日程から選択できます。

 令和5年8月4日(金)

 令和5年9月11日(月)

(3)場所:滋賀県立総合病院

4.出願手続
(1)方法: 持参もしくは郵送(郵送の際は書留郵便とすること)
(2)必要書類:
・選考試験出願票(所定の様式)1通
・履歴書(所定の様式)1通
・写真(履歴書貼付用) 1葉
・卒業(見込)証明書 1通
(3)提出期限:1.試験日が8月4日:7月28日必着、2.試験日が9月11日9月4日必着

(4)提出先:

〒524-8524

滋賀県守山市守山五丁目4番30号

滋賀県立総合病院 総務課 総務係内 レジデントセンター あて

(5)出願書類の請求方法:下記リンクより様式をダウンロードしてください。
郵送による交付もできます。(角2形返信用封筒にあて名を記入し、140円切手を貼付したうえで、総務課総務係 あて請求のこと。)

5.交通案内: 交通案内ページをご覧ください。

6.研修の概要:

 歯科研修医プログラムは1年間であるが、後期研修医として2年目を継続することも可能である。2年目では1年目の際に培った知識や技術をさらに向上、飛躍させ、様々な症例に能動的にあたることができる。

実際の研修においては、まずは指導医の治療の介助を行いながら、知識、技術を習得し、その履修度合いに応じて、外来及び入院患者の担当医となり、実際に診療に参画していく。

具体的な研修内容としては、抜歯、難抜歯、埋伏智歯抜歯、嚢胞摘出、歯根端切除、インプラント埋入等の口腔外科小手術を中心に、外傷などの救急対応、有病者の一般歯科治療、口腔ケア、周術期口腔機能管理を主に研修する。研修期間中の2ヶ月間は当院麻酔科にて麻酔科指導医のもと全身麻酔管理を学ぶことができる。

当科は日本口腔外科学会の准研修施設として認定されており、口腔外科認定医の習得を目指すことも可能である。

7.処遇:
・身分 : 研修歯科医(滋賀県会計年度任用職員)
・給与 : 研修医の身分による報酬見込
1年目年収見込4,000,000円~5,000,000円
(月額約303,000円+時間外手当)
他に通勤手当支給(2km以上の場合)
・健康保険 : あり(社会保険加入)
・住居 : 職員宿舎あり(病院まで徒歩5分)
※希望者多数の場合は入居いただけない場合があります。
1K、(面積:26.40平方メートル)、使用料月額: 7,200円 (共益費別途)

歯科口腔外科外来診療室

歯科口腔外科外来診療室

口腔外科手術の様子(研修医が執刀)

口腔外科手術の様子(研修医が執刀)

指導医からのコメント

 当院の特徴は単純抜歯や難抜歯、埋伏智歯抜歯や嚢胞摘出、歯根端切除、インプラント、骨増生などの小手術の多さであり、研修医の先生には見学だけでなく、やる気に応じて主治医となり積極的に手術への参加、執刀をしてもらっています。過去には1年間に250本もの親知らずの抜歯を経験した研修医もいました。当院で2年間しっかり研修すれば、切開、剥離、縫合に対して抵抗がなくなり自信が得られ、口腔外科医を目指す方も、一般歯科開業医を目指す方も今後の歯科医師人生にきっと大きなプラスになると思います。歯科医師人生の始まりである研修医期間はとても大切です。見学や介助のみでなく、積極的に治療に参加し、手技を上達させたい方には非常に魅力的ではないかと思います。

 また、病棟での全身管理、麻酔科研修、口腔ケア、有病者の一般歯科治療、医科歯科の連携など、様々な事を学ぶ事ができます。研修医一人だからこそ希望に応じて、研修内容を変更することも可能です。

 当院での研修がその研修医の先生にとって充実したものになり、当院で研修して良かったと思ってもらえることが我々の喜びでもあります。歯科口腔外科の雰囲気も非常に良いので、見学に来ていただければ、当院の良さが伝わると思います。ぜひ一度見学に来てください。

歯科口腔外科 診療科長 指導医

齋藤翔太

修了者の声

令和3年度研修修了者

後藤 大地(大阪大学歯学部卒業)

 卒後初めて勤務する環境はその後に大きな影響を与えます。新しいことを習得するためには、経験し、フィードバックを受け、自分なりに勉強して工夫し、次回はより良くできるように改善するというサイクルを繰り返すしかないわけですが、経験もフィードバックも当院ではチャンスが沢山あります。

 当院での研修は口腔外科に重きを置いておりますが、何か一つ自信のある領域を持っておくことは今後、自分自身を助けてくれると思います。切開・剥離・縫合など口腔外科の基礎だけでなく、麻酔科研修での全身麻酔や、入院患者の一般歯科、患者対応やリスク管理まで、歯科医師としての基礎をすべて当院で学びました。私は将来、開業したいと思っていますが、開業してから役に立つことも沢山学びます。より多くの経験を積み、成長したい方は一度見学にいらしてください。

問い合わせ先

滋賀県立総合病院 総務課総務係まで

郵便: 〒524-8524 滋賀県守山市守山五丁目4-30

電話: 077-582-5031(代表)

FAX: 077-582-5931

メール: nb01105@pref.shiga.lg.jp

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