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第70回滋賀県統計グラフコンクール入賞作品および講評(パソコン統計グラフの部)

特選(滋賀県知事賞)

特選

滋賀大学教育学部附属中学校 3年 福田 美月(ふくだ みづき)
「選挙の投票率」

 昨今、主権者教育が推進されています。2016年に選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことからも政治参加の意識を高めていくことが求められています。

 調査から日本と世界の国々(G7)との比較により日本の投票率が7か国中の6番目であることが明確にわかります。さらに日本における過去20年の年代別投票率から現代に近づくほど投票率が下がっていること、また若い年代ほど投票率が低いことが示され、それらの結果から改善に向けた考察が書かれた素晴らしい作品です。

入選一席(滋賀県教育委員会教育長賞)

一席

甲賀市立甲南第三小学校 6年
大西 優梨(おおにし ゆうり)・橋本 美那(はしもと みな)・藤田 峻(ふじた しゅん)・増田 海人(ますだ かいと)・山下 侑真(やました ゆうま)
「滋賀県のいろんな小学校 大調査」

 学校間の交流会や校外学習などで他校の人と出会うことで、他校の児童数の多さと自分たちの学校の児童数の少なさに気づき、滋賀県にある小学校の規模を5人で大調査しようとした動機が面白いです。

 人数が多い学校や少ない学校を調べると同時に、小さな学校だからこそよいこと・困ることを全校児童にアンケートしてまとめることで、これまで当たり前に思ってきたことから、さらに新しい発見や再発見があったことが伝わってきた作品です。

入選二席

二席

東近江市立永源寺中学校 3年 松吉 美奈帆(まつよし みなほ)
「外来魚が襲ってきた 琵琶湖の魚のピンチ!

※「吉」は正しくは「士」の部分が「土」です。

 日常のさまざまな場面で聞く「環境問題」という言葉から、一番身近な存在である琵琶湖にどのような変化が起こっているか、特に魚に焦点を絞って調査された作品です。

 調査からここ10年における漁獲量の減少にあわせて漁業従事者の数が減っていることがわかります。その一方で、原因と思われる化学的酸素要求量(COD)と外来魚の駆除数や外来魚の生息量も低下していることがわかりますが、それらが安定した結果につながっていない現状から自然環境の複雑さにも言及した考察になっています。さらなる探求が期待されます。

入選三席

三席

東近江市立永源寺中学校 3年 清水 結衣奈(しみず ゆいな)
「ストレス解消法」

 老若男女問わず現代人はとかくストレスを感じやすいといわれています。新型コロナウイルス感染症のため、特に今年は例年以上にそう感じることも多いと思われます。

 調査でストレスを感じる原因が生活やプライベート、外出時の状況によって違うことが示されています。またストレス解消法を年代別に調査した結果から10代の自分たちにも温かい飲み物を飲んだり眠ったりするとストレスが解消されるであろういう考察から、調べたことを生かしてストレスと上手に付き合っていこうとする頼もしさが感じられ面白いです。

入選四席

四席

東近江市立永源寺中学校 3年 栗田 望来(くりた みく)
「ネットショッピングの実態に迫ろう!」

 インターネットで買えないものがないぐらいネットショッピング隆盛の世の中になってきました。調査から若年層とシニア層における利用割合は変わらないこと、ネットショッピングで支出割合や月別支出額から何のためにどれだけの金額を利用しているか具体的にイメージすることができて興味深いです。

 IT化が進む世界では増々ネットショッピングの利用率は増えていくだろうと予想した考察は間違いないと思われます。別の資料を探し検討すると、さらに現代人の傾向や未来予想ができるかもしれませんね。

佳作

佳作

東近江市立永源寺中学校 3年 大西 彩渚(おおにし さな)
「日本の高齢化は今どうなっている?」

佳作

東近江市立永源寺中学校 3年 山下 ひなつ(やました ひなつ)
「休ませようみんなの目」

佳作

東近江市立永源寺中学校 3年 市田 さくら(いちだ さくら)
「地球を守ろう!ゴミと私たち」

お問い合わせ
滋賀県総合企画部統計課
電話番号:077-528-3393
FAX番号:077-528-4835
メールアドレス:[email protected]
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