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第70回滋賀県統計グラフコンクール入賞作品および講評(第4部)

特選(滋賀県知事賞)

特選

滋賀県立守山中学校 1年 齊内 愛音(さいうち のの)
「世界中の子どもたちに教育を」

 世界中の子どもの教育の現状に着目し、全世界の子どもたち一人ひとりが十分な教育を受けられる社会にしなければならないという作者の強い思いが伝わる作品に仕上がっています。「負の連鎖」というキーワードを中心に置き、調査によって分かった4つの課題を関連付けて整理してあることで、見た人が理解しやすくまとめられています。

 紙面全体のデザインを、教室の黒板のイメージで表す工夫がされており、グラフはチョークで塗りつぶした感じで表したり、黒板消しのデザインを加えるなどの細かな工夫により、見る人に興味をもたせる作品になっています。

入選一席(滋賀県教育委員会教育長賞)

一席

滋賀県立守山中学校 2年 白石 千紗(しらいし ちさ)
「世界に広がる日本食」

 2013年、日本食(和食)がユネスコ無形文化遺産に登録されたことから、世界の人々に人気が高まっている日本食に注目し、作者が疑問を抱いている「人気の理由」を調べ、その結果をわかりやすくまとめています。世界を地域別に分けて違いを比較することで、地域ごとの特徴を明確に、わかりやすく表現できています。

 お寿司のイラストを加えた表題はとてもインパクトが強く、どんな内容なのか見るものに興味をもたせる工夫ができています。

入選二席

二席

滋賀県立守山中学校 2年 山岡 琴星(やまおか ことせ)
「老後の準備 大丈夫?」

 「老後の準備」というタイトルが見る人の興味を引き付け、内容を見たくなる作品です。中学生にとって、「老後」はまだ遠い先のことように感じますが、「実は若い世代から自分の未来(老後)に見通しをもった生き方が大事なんだ。」という作者の考えを表現した作品に仕上げられています。

 調査データをもとに、理想の老後と現実の老後について違いを分析し、考察や補足説明が示されていることで、わかりやすく読み取ることができます。作者が考察や感想で示すように、理想とする老後を送るための準備の重要性が伝わる作品になっています。

入選三席

三席

滋賀県立守山中学校 2年 田原 向葵(たばら こうき)
「新型コロナウイルス大調査」

 令和2年に入ってから、世界的に大きな社会問題になった新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、突然の臨時休業や学校行事の縮小・中止など学校生活にも大きな影響を与えました。作者にとっても身近なこの問題を取り上げたタイムリーな作品です。

 中高生72人に実施した4項目のアンケート結果を考察し、感染した場合の症状などについては、同世代が知っているようで、意外に知られていないという事実を伝えています。感染防止のためには、感染症を正しく理解することが大切であることを訴えています。

 配色を統一したグラフや文字が鮮明に表現されており、わかりやすい作品に仕上がっています。

入選四席

四席

滋賀県立守山中学校 2年 足立 はな(あだち はな)
「10代学生の音楽事情」

 作者と同世代の中学生の多くが関心を持っている音楽をテーマにあげて、アンケートを実施し、中学生が普段の生活の中でどのように音楽を生かしているのか、その実態を明確にした作品です。

 タイトル文字の工夫やデザインが統一された棒グラフにより、わかりやすい構成に仕上がっています。さらに、考察につながるようなポイントとなるグラフを強調したり、イラストやコメントを添えることで、作者の思いがさらに伝わる作品になると思います

佳作

佳作

滋賀県立守山中学校 2年 飯村 美月(いいむら みづき)
「安心・安全なドライブを」

お問い合わせ
滋賀県総合企画部統計課
電話番号:077-528-3393
FAX番号:077-528-4835
メールアドレス:[email protected]
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