統計とは、「統(す)べて計る」と書くように、まず、対象とする集団や現象を
大量に観察・測定することから始まります。
観察・測定には、調査や実験、記録データの収集がふくまれます。
集められたデータを知りたい目的に沿って整理し、
平均や指数などを求めて指標としてとらえたり、
グラフでまとめて表現(統計グラフ)したものが統計です。
統計は、データを集めて集計しただけでは、単なる数字の集まりで、
そこから何が読み取れるか必ずしも明らかではありません。
集めたデータを目的にあわせて整理し、グラフ化することで、
状況を的確にとらえやすくなったり、
他の人にデータの内容を分かりやすく伝えたりすることができます。