滋賀県米原市番場にある落差8メートルの直瀑『青龍の滝』で26日、3回目となる滝行体験会が行われ、県内外から男女10人が参加した。
青龍の滝は、地元の住民グループ「番場の歴史を知り明日を考える会」(泉峰一会長)が、2024年からふるさと納税型クラウドファンディングなどを活用して、滝に下る道への手すり設置や路面整備、案内看板や東屋、トイレなどの整備を行っていたもの。
昨年の整備完了にあわせて滝行体験会をはじめ、今年は「青龍の滝まつり」の開催にあわせて企画したもので3度目。長浜米原観光協会との共催。
今回の滝行体験の参加料は2,000円。
ふんどしと鉢巻き、タオルが入った紙袋を受け取り、東屋でふんどし姿に着替え鳥居前に集合。
神主様のお祓いに続き、泉会長が代表して玉串を奉納、全員で準備運動を行った後「払いたまえ、清めたたまえ、六根清浄」と全員で繰り返し唱えながら順に滝に入る。1人10回を目安に繰り返す間、滝に打たれた。
体験後は、ふんどしとタオルを返却。鉢巻きは記念に持ち帰ってよいとのことであった。
両会では、この滝行体験を今秋10月から始まる大型観光企画「滋賀デスティネーションキャンペーン(プレ)」に向け、旅行商品化していきたい考えだ。キャンペーンに係る補助金も活用して商品化に向け検討を進めていると話し、体験会には、市内で外国人向けガイドツアーを行う会社「ビワコ・バックローズ」のメンバーらも見学していた。
ビワコ・バックローズの松井貴子代表は、「滝が標高380mほどの山中にあり、交通手段の提供をどうするかが一番のポイント」だと話してくれた。
霊仙山系の山ふところに抱かれたこの滝は、山麓の湧水を集め、年中涸れることなく高さ8mを流れ落ち、古くから信仰・修行の場として大切に守られてきました。
明治時代には滝行に適した形に改修されたとの記録があります。
そばには不動明王や龍神が祀られていた祠が二基ありましたが、朽ち果てていたため、2025年に石理に立て替えられました。
また、こ の滝の落ち口には鎌刃城に生活水を引いていたという岩をくり抜いた取り口(水の手)も残っており、今も下流の生活水や田用水として使われ、地域の貴重な水源であります。
さらに、この滝の下流には十数か所を数える小さな滝が連なり、これに沿って歩く昔からの小径も復元されました。
近くの鎌刃城跡とともに「青龍の滝」が番場の自然と歴史を楽しめる大切な地域資源として将来にわたり保全されることを願っています。
令和7年(2025年)3月番場史跡顕彰会・番場の歴史を知り明日を考える会