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日本デフ陸上競技選手権大会、滋賀で初開催へ!

聴覚障害のあるアスリートが日本一を競う「第23回日本デフ陸上競技選手権大会」が、9月21日から23日まで、彦根市の平和堂HATOスタジアムで開催される。滋賀県での開催は初めて。

大会開催に先立ち、6月25日には、主催者である日本デフ陸上競技協会と滋賀陸上競技協会の関係者が滋賀県庁を訪れ、大会概要を報告した。表敬訪問には、滋賀県竜王町出身で、ハンマー投げの世界デフ記録保持者である森本真敏選手も出席した。

大会は、第6回日本デフジュニア・ユース陸上競技選手権大会と同時開催され、ワールドランキングコンペティション対象大会として実施される。参加予定者は約100人で、滋賀県ゆかりの選手に加え、海外選手の参加も予定されている。

岸本副知事と訪問者の集合写真

前列左から、森本真敏選手、岸本副知事、(一社)日本デフ陸上競技協会・高橋副会長。
後列左から、同協会・岡垣常務理事、山岸事務局長、内海医科学委員長、(一社)滋賀陸上競技協会・井上副会長、坂専務理事。

競技は一般の陸上競技と同じく、世界陸上競技連盟の競技規則に従って行われる。一方、スタートの合図には、デフ陸上ならではの「光刺激スタート発信装置」を使用する。400メートルまでの種目では各レーンに1つずつ装置を置き、3色の光で選手に合図を伝える。

表敬訪問では、この装置も紹介された。聴覚障害のある選手は号砲の音が聞こえないため、以前はスターターの動きや煙を見ながらスタートしていたという。装置では、「位置について」などの合図を光で示し、スタートの瞬間を色の変化で知らせることで、選手が公平に力を発揮できる環境を整えている。

主催者側は、東京デフリンピックで高まったデフスポーツへの関心を、全国各地へ広げていきたいと説明。滋賀での大会開催を通じて、地域での理解促進や競技の普及につなげたい考えを示した。

県側は、滋賀で初めて大会が開催されることを歓迎し、「選手の挑戦する姿を多くの県民に見てもらい、デフスポーツへの理解や支援の輪が広がる機会になれば」と期待を寄せた。

森本選手は、2022年ブラジルデフリンピック、2024年台北世界デフ陸上競技選手権に出場し、2025年東京デフリンピックでは銀メダルを獲得した。地元・滋賀での開催について、「育った場所で大会に出られることは特別。結果を残したい」と抱負を語った。

大会期間中は、指導者講習会やデフ陸上の体験会も県内で実施される予定。入場は無料で、事前登録も不要。主催者は「ぜひ会場で、デフアスリートの迫力ある競技を見てほしい」と来場を呼びかけている。

大会への抱負を語る森本選手
大会への意気込みを語る森本選手
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