信楽の女性陶芸家の草分けとして知られている神山清子さん(1936-2023)。
映画「火火」や連続テレビ小説「スカーレット」の主人公のモデルでもありました。
信楽自然釉の再現に取り組まれるなど、神山さんの半世紀に及ぶ活動を、作品などで振り返る特別企画『炎との対話から私の自然釉神山清子展』が13日から、甲賀市の滋賀県立陶芸の森陶芸館ではじまっています。
期間は8月30日まで。
開館時間は9時30分から17時(入館は16時30分まで)。
毎週月曜日は休館です。7月20日は会館ただし7月21日は振替休館。
信楽焼の女性陶芸家の草分けとして知られる神山さんの作陶は1953年に入社した陶器会社での絵付けにはじまります。
火鉢の絵付けで才能を発揮されましたが、石油ストーブの普及による火鉢の低迷を機に退職。信楽でクラフトデザインを指導した日根野作三氏や、造形を八木一夫氏や熊倉順吉氏に学ばれました。
古信楽の陶片との出会いから薪窯焼成をはじめた神山さんは、1970年から晩年まで精力的に作陶活動を展開し、薪窯でラスターの輝きを生み出すなど、独自の自然釉の美しさを探求されています。また、韓国での作陶や世界各地への旅など、海外でのさまざまな出会いと交流をとおして作風の幅を広げていかれました。
神山さんの試行錯誤を重ねてきた半世紀に及ぶ作陶は、まさに時代に向き合いさまざまな困難を乗り越えてきた陶産地・信楽の姿と重なります。
今回の特別展では、「人の心の中にいつまでも残る自然釉」を目指し、たくましく生き抜かれた神山さんの生涯を辿っています。
「土の魅力を子供たちに伝えたい」と語った神山さんの思いを継いだ『つちっこプログラム特別講座』も会期中2回行われます。
8月1日(土)は、10時から12時の間で
『“おだんご皿“をつくろう!』
8月2日(日)は10時から12時の間で
『花器をつくろう!』が開催されます。
両回とも会場は、信楽産業展示館の制作室。参加料は3000円。定員は20名。メールで事前に申込が必要です。
展示を出たところのミュージアムショップには、神山さんの器たちが展示・販売されています。
小皿やマグカップなどの日常の器から薪窯焼成の作品まで
2018年に当時の観光振興局の職員らで工房をお尋ねした際、とても丁寧にご対応いただいた神山さん
思いと人柄と願いに触れる特別企画展は必見です。
『炎との対話から私の自然釉神山清子展』
期間:2026年06月13日(土) - 2026年08月30日(日)
場所:滋賀県立陶芸の森陶芸館
主催:滋賀県立陶芸の森
入場料:一般1,100円(880円)/大学生880円(700円)/高校生以下無料
※()内は20人以上の団体料金
ギャラリートーク:7月19日(日)・8月9日(日)・8月23日(日) ※各日とも13:30~