多賀町で地域資源を活用したリキュールづくりを行っている「里和浸酒(さとのわしんしゅ)」第三弾リキュール「SATONOWA No.3」が2026年のモンドセレクションのスピリッツ&リキュール部門で金賞を受賞した。
里和浸酒は株式会社おおたき里づくり研究所の酒類・飲料の企画製造販売を行う部門。
同社の代表・岩下晃士さんは12日、県庁に三日月大造知事を訪ね、同社のリキュールでは3番目の商品となる『SATONOWA No.3クロモジ&アカシソ』が国際的な品評会「モンドセレクション2026」リキュール部門で金賞を受賞したことを報告した。
熊本県出身の岩下さんは、地域おこし協力隊として多賀町に移住。活動を経て同社を設立し、地域の資源を活かしたリキュール開発を進めてきた。今回受賞した商品はシリーズの3作目にあたり、多賀町産の「ビーツ」、同町内の里山に自生する香木「クロモジ」、自家栽培「ローゼル」と大津市の比良里山クラブで栽培された「赤シソ」などを、「粕取焼酎」に漬け込んだもの。
粕取焼酎も草津市の太田酒造が醸造したものを使用しており、滋賀県産にこだわったリキュールが完成した。
岩下さんは商品の特徴を「山で採れるクロモジの香りと、赤シソの爽やかさが組み合わさった様々な楽しみ方ができるリキュールとなった」と話し、「地域の輪を大切にしたいという想いを込めて『SATONOWA』と名付けました」と紹介すると、知事は、多賀町では森林面積が8割以上を占める緑豊かな場所だと紹介したうえで、「地域の資源を活かした新しい産物が世界的な評価を受けたことは本当に素晴らしい」と称えた。
岩下晃士氏
熊本県出身。SMOUTで多賀町の「地域おこし協力隊」の募集案内を見つけ応募、滋賀県に移住し2022年11月~2025年10月に地域おこし協力隊として活動。
2025年6月に株式会社おおたき里づくり研究所を設立、地域資源を活用した、酒類・飲料などの企画・製造・販売を行っている。
現在、リキュール製造は、岩手県の酒造メーカーに委託しているが、多賀町内大滝地区にある廃業した酒蔵を改装し、酒造免許を取得したうえで、同町内での製造に向け、夢への実現をまた一つかなえようと、活動されている。
岩下さんの活動は同社インスタグラムから