令和8年(2026年)4月21日、在大阪ハンガリー領事館のケレケシュ・アンドラーシュ領事館長が滋賀県庁を訪問し、三日月知事と面談した。
両者は、バラトン湖と琵琶湖という湖を通じたつながりをはじめ、温泉文化や食、農業技術の分野における協力について意見を交わし、関西地域におけるハンガリーとの交流強化に意欲を示した。
三日月知事は、「ハンガリーの海」とも称されるバラトン湖を中心に、同国が豊かな自然と文化資源を有していることに触れ、日本最大の湖である琵琶湖との共通点として高く評価。
また、2023年にバラトン湖周辺で開催された世界湖沼会議や、昨年制定された「世界湖沼の日」にも言及し、湖を基軸とした国際連携の重要性を強調した。
ケレケシュ領事館長は、これまで関西に領事館がなかった状況を踏まえ、2025年の大阪・関西万博を契機に関西圏での交流を本格化させたいとの抱負を述べた。
特に、ハンガリーの多彩な温泉文化について紹介し、日本の静謐な入浴文化と対照的に、社交性や医療的要素を併せ持つ温泉施設の特徴を説明し、観光振興に向けた相互理解の深化に期待を示した。
また、万博で好評を博したハンガリー館を背景に、マンガリッツァ豚やトカイワイン、アカシア蜂蜜などの特産品について、関西市場への展開にも意欲を示した。
さらに農業分野では、温暖化に伴う高温・乾燥化への対応という共通課題に対し、日本の先進技術の活用などを通じて、両国の農業競争力を高めていく方向性で一致した。
ケレケシュ領事館長の流暢な日本語(関西弁)で会談は終始和やかに進んだ。
今回、ハンガリーと滋賀県の湖をはじめとする共通の資源や、食・文化といった多様な魅力を有していることが確認された。
三日月知事は「大阪・関西万博でのつながりや、今回の来県のご縁を大切にし、湖をはじめ観光・文化の分野でも連携を深めていきたい」と抱負を述べた。