データサイエンスとアートの視点を掛け合わせ、滋賀の未来を考える体験型イベント「SHIGA FUTUREs THINKING WEEK」が、彦根市銀座町の旧滋賀銀行彦根支店で開催されている。昨年に続き2回目となる本イベントは、「ありたい未来を、みんなで話そう。」をテーマに、展示と対話を通じて地域のこれからを見つめ直す機会となっている。
会場に入ると、紫色の光に包まれた空間に浮かぶ複数の袋が目に入る。アーティスト David Bowen 氏の作品「wilderness」では、太平洋の航海で取得された波のデータをもとに、プラスチックの袋が波のように揺れ動く。自然の動きをデータとして可視化したこの作品は、自然とと人との関係を問いかける展示となっている。
また、琵琶湖博物館とDAS LABによる共同展示では、「湖と人間」をテーマに、琵琶湖の生態系や暮らしとのつながりが紹介されている。葦をイメージした空間の中で、水辺の環境を身近に感じながら、自然との関わり方を改めて考えることができる構成となっている。
さらに、本イベントでは展示だけでなく、トークセッションも実施されている。「集落の未来」や「米作りの未来」などをテーマに、企業や研究者などがそれぞれの立場から意見を交わし、多くの来場者が耳を傾けていた。
地域の課題や可能性について、多様な視点で議論が行われているのが印象的である。
本イベントはデータや技術を「体験できるかたち」に変えるとともに、対話を通じて理解を深める場となっている。かつて金融機関として使われていた建物が、今は未来を考える場へと姿を変え、訪れた人それぞれが自分なりの視点で滋賀のこれからを考えるきっかけを生み出している。未来について「感じ、考える」ことができるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
SHIGA FUTUREs THINKING WEEK
・日時:2026年4月18日(土)〜4月26日(日)10:00〜18:00
・場所:旧滋賀銀行彦根支店(滋賀県彦根市銀座町3-3)
・参加費:無料
・詳細:https://daslab.jp/sftw/2026