県立琵琶湖博物館において、2023年の水槽破損事故を受けクラウドファンディングを募りながら再建を進めてきた「新ビワコオオナマズ水槽」がついに完成し、11日にオープニングセレモニーを行い、一般公開を開始した。
“伝説の岩”を再現
新水槽は、琵琶湖最北部・葛籠尾崎(つづらおざき)の水深約10~15メートルの環境を再現したもの。 漁師の間で「岩の下にひしめくほどナマズが集まる」と伝えられてきた伝説の「ナマズ岩」をモチーフに、琵琶湖固有種であるビワコオオナマズの生息環境を表現している。
また、水槽の裏側にまわると水面を見上げる構造となっており、ビワコオオナマズの腹部を観察できる点が特徴。 琵琶湖に生息する他のナマズとビワコオオナマズとを見分けるポイントである「お腹の色」の違いなど、生態的な特徴を学ぶことができる。
全国からの支援により再建
2023年2月に発生した水槽破損事故から3年2ヶ月。
再建にあたっては全国からクラウドファンディングを募り、866人から約1,800万円の支援が寄せられた。
同館の亀田佳代子館長はオープニングセレモニーで、「最初は途方に暮れていた。長い時間がかかったけれど、全国の人に励まされ、応援してもらって、こうして新しい水槽をお披露目できた。今日からは『みんなでつくった新水槽』です。たくさんの人たちに見てほしい」と、感謝の意を示した。
新コアユ水槽も同日オープン
新ビワコオオナマズ水槽とあわせて、「コアユ」の新水槽も同日にオープンした。
こちらは琵琶湖の代表的な漁の一つ「エリ漁」の様子を再現した水槽で、実際の漁で使う網なども設置し、琵琶湖と人とのつながりを感じさせる展示となっている。
滋賀県立琵琶湖博物館
開館時間:9時30分~17時00分(最終入館16時00分)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
公式サイト:https://www.biwahaku.jp/