大津市の旧公会堂の3階ホールは、芳醇な香りと強烈な熱気に包まれていた。
個人やグループが自ら漬けたふなずしを持ち寄り、評価しあう『ふなずし品評会』なる催しが今月23日、県職員らを中心に企画され、県農水部関係の職員のほか、京都の文化庁職員やマスコミ関係者ら約50名以上が参加した。
出品された手作りふなずしは16点。あらかじめ4つのテーブルに分けて置かれており、参加者らは各テーブルに分かれて座り、卓上に置かれた4皿のふなずしを評価、それぞれのテーブルで最も点数の高かったものと最も点数の低かったものが第2次審査へ進む。
2次審査では県幹部職員を含む厳選されたメンバー8人が最終評価を行った。
当品評会は、県水産課の職員有志を中心に平成23年から始まり、コロナ禍の中断を経て、令和5年度から復活。
毎年楽しみにしている参加者が多く、差し入れされた日本酒や準備されたビールを手に、交流の輪が広がり、発酵談義に花が咲く。
審査の結果、今年の最優秀ふなずしは滋賀食肉公社の小川一記専務理事が受賞!
審査委員長の中田佳恵農政水産部長は小川さんに賞状とトロフィーを手渡し、「お肉のスペシャリストがお魚でも名人になった」と栄誉をほめたたえた。
小川さんも「がんばって漬けた甲斐があった」と喜びを爆発させた。
品評会を主催した県水産課の職員は「品評会では順位は付けたが『自分のふなずしが一番!』です」と強調したうえで、「ふなずしづくりは楽しいな、ふなずしはおいしいなという、滋賀の食文化が広がっていってほしい」と話した。
【最終結果】
1位:小川一記(滋賀食肉公社
2位:宇野良彦(中小企業団体中央会)
3位:岩崎昌之(耕地課)
特別賞:酒井修(防災危機管理局)