滋賀県が令和9年(2027年)12月の開館を目指して整備を進めている『新・琵琶湖文化館』の建設現場公開デーが7日、大津市浜大津の建設現場で開催された。
春の陽射しが降り注ぐ天気のもと、全9回の入れ替え制で行われた見学会には、家族連れなど多くの方が訪れ、デジタル技術(MR)を用いた体験を通じて完成後の姿をイメージしたり、建設技術者から建設工程の見どころや建物の特徴の説明を受け、今しか見られない現場の様子を写真に収めていた。
MRで完成イメージを共有
今回の現場公開デーで好評だったものの一つにMR体験もあった。
MR体験とはMixed Realityという現実空間と映像や情報を重ね合わせ、建物がそこにあるかのように見ることができる技術。
参加者がタブレット端末を建物にかざすと、現実の建設風景に完成後の建物のCG映像が重なって表示され、「完成後がリアルにイメージできた」や「わかりやすい」といった声が聞かれた。
地域の新たなシンボルへ
現場では建物の構造だけでなく、滋賀の歴史や文化を継承する同館の役割についても説明が行われた。
熱心にメモを取る参加者の姿も見られ、単なる建設現場公開の枠を超えた「未来の滋賀へ近江の文化財で“つなぐ”シンボル」への期待の高さが伺えた。
滋賀県文化財保護課の文化財活用推進・新文化館開設準備室では、今後も節目をとらえ、工事の公開イベントや機運醸成イベントを検討していくと話した。
コンセプト:近江の文化財で“つなぐ”“ひらく”未来の滋賀
新しい「琵琶湖文化館」は1961年開館から約65年の事業活動を引継ぎ、近江の文化財を中心とするミュージアム機能に加え、「地域の文化財のサポートセンター」機能と「文化観光拠点となるビジターセンター」機能を備え、近江の文化財を保存・継承・活用・発信する中核拠点を目指し、2027年12月に新しい船出を迎える。
新琵琶湖文化館に関すること
文化財保護課
新文化館開設準備室
077-528-4681