本県を代表する産品の八日市胡瓜の本格出荷にあわせ、近江の野菜をPRしようと、滋賀県の三日月知事やJA全農の山田純男滋賀本部長ら関係者は7日、京都市下京区にある京都中央卸市場の青果物近郷セリ場を訪ね、市場関係者らに「きゅうり」をはじめ、「トマト・はくさい・花菜・大根・ねぎ」などをアピールした。
京阪神流通の拠点である同市場における滋賀県知事によるトップセールスは、武村知事(1974年12月~1986年6月)以来、数十年ぶりの実施です。
7日の午前6時、セリ場で知事は、「近江・八日市のキュウリをPRしようときゅうり色のネクタイで来ました」と市場関係者らを沸かせ、「びわ湖の恵み、水の恵みを大切に使って育てたきゅうりなど野菜をこれからもご愛顧、御贔屓ください」と同市場とのさらなる連携強化や取扱量の増加に向けた協力をアピールした。
この日、市場を訪れた関係者の中には、JAグリーン近江の大林茂松代表理事組合長や八日市共販胡瓜部会の椿井武志部会長の姿もあった。
滋賀県からの参加者が見守るなか、野菜ごとに積み上げられた段ボールの箱の前に、順にセリ場が出現。京都青果合同株式会社の長谷川知義次長らがハンドマイクを抱え、素人には全く聞き取れない速さの言葉で仲卸人とやり取りし、次々と野菜が競り落とされていった。
八日市のきゅうりは4000円台の高値を付け、その後、競り落とされた近江の野菜は、ターレットトラックに載せられ、次々と運ばれていった。
京都市中央卸売市場は、野菜のセリ場が「近郷」と「遠地」に分かれている。
「近郷」セリ場は滋賀県産と京都府産の野菜限定の取り扱いで、以前から「近江の野菜」を近郷野菜として、積極的に取り扱っていただいている。
同市場における令和6年の滋賀県産青果物(野菜、果実)の取扱実績は、計17.3億円で、キュウリ、水菜、キャベツ、ネギ、白菜、トマト等が県内各産地から出荷されている。
なかでも、JA グリーン近江八日市共販胡瓜部会のキュウリは市場の評価が高く、全国一の高価格で取引されるなど、滋賀県を代表する産地となっている。