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野洲市のミード製造所・ANTELOPEの「Aurea13」が国際大会でグランプリ受賞!日本勢初の快挙

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大会最高位「Grand Champion PRO 2026」を受賞したミード「Aurea13」

 滋賀県野洲市のミーダリー「ANTELOPE(アンテロープ)が製造した蜂蜜酒・ミード「Aurea13」が、ポーランドで開催された世界最大級のミードコンペティション「Mead Madness Cup Pro 2026」で、最高位のグランドチャンピオンを受賞した。

 日本のミード酒醸造所が同大会のプロ部門でグランプリを受賞したのは初となる。今回の大会には777種類のミードがエントリーされていた中での快挙となった。

 アンテロープの代表の谷澤優気(やざわゆうき)さんは5日、グランプリを受賞した「Aurea13」とグランプリのトロフィーを持って滋賀県庁会見室を訪れ、報道陣を前に受賞の喜びを語った。

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ミード酒造りを熱く語っていただいたANTELOPE代表・谷澤氏

 谷澤さんは京都大学農学部を卒業後、クラフトビール醸造所設立を目指していたが、起業準備中の2019年にミードと出会い、その味わいや設計の自由度の高さに衝撃を受けたという。

 2020年3月に会社を設立し、滋賀県野洲市に拠点を構えるミード醸造所として創業した。創業直後にコロナ禍で事業が停滞したため、実際に製造を開始したのは2021年6月となる。

 ミードの製造や販売は10名程度のチームで行っている。工場での直接販売やネット販売のほか、全国30~40の酒販店で販売を行っている。

 現在の生産数量は、年間約2万リットルでボトル換算では約4万本。今後、設備拡張により生産体制と品質管理を高度化し、年間10万本規模の生産を目指すという。

 「当初は京都での創業を考えていたが、土地の価格などの面で滋賀となった」と話す谷澤さんは、「滋賀には特別な縁はなかったが、地域や人の温かさに支えられている」と感謝の言葉を綴った。

 受賞銘柄「Aurea13]は、静岡県浜松市の養蜂家「養紡屋」の塩見氏が採蜜する国産蜂蜜を使ってつくられる。

 蜂蜜本来の香りを最大限に引き出しながら、軽やかな発泡感とマスカットやミントのような華やかな香りがあることが特徴だという。

 醸造においては、蜂蜜と水の配合を精密に計算し、アルコール度数6%の時点で理想的な甘みが残るよう設計しているほか、酵母も蜂蜜の繊細な香りを邪魔しない白ワインをつくるときなどに使われる酵母を使い、味わいに厚みをもたせているという。

 また、蜂蜜には酵母に必要な栄養素が少なく発酵させる温度管理も難しいと話す。

 塩見氏が自身を数字の「403(シオミ)」で表現することから、その因数を使ったアルコール度数6%の甘口を「Aurea13」と12%の辛口を「Aurea31」と名を付けた。

 なお、「Aurea(アウリア)」はラテン語の「黄金」に由来する。

 今回受賞の「Aurea13」はすでに完売、在庫がない状態だという。ただ、「塩見氏から今年も蜂蜜をいただける予定である」と話し、「お盆頃を目安に再販したい」話した。価格は500mlで2,860円(税込)を予定。

 また、アンテロープでは、来週15日に同じ蜂蜜を使った「SANAGI」シリーズを3本展開する予定だという。

 アンテロープが「これからの定番」を育てるために製造するSANAGIシリーズ

 1つ目は、甘酸っぱい蜂蜜「SANAGI4MINI」(アルコール度数4%・(税込)2,760円)、2つ目は、蜂蜜の他にクロモジやライムを使い新緑溢れる香りと酸味の「SANAGI8-AO」 (アルコール度数8%・(税込)3,090円)、3つめは国産蜂蜜のみを使い酸味とドライさが特徴の「SANAGI12-SUPPER」(アルコール度12%・ (税込)2,980円)。

 谷澤さんは最後に、「今回の受賞をゴールにするのではなく、日本のミード文化が発展していくきっかけにしていきます」と力を込めた。

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