県内の幼児教育・保育の次代を担う人材の育成・確保等につなげるため、滋賀県は滋賀短期大学と魅力発信や就職支援など5項目からなる幼児教育・保育分野における連携協定を締結した。
滋賀県と滋賀短期大学の連携協定締結式は10日に滋賀県庁で行われ、三日月滋賀県知事と滋賀短期大学の秋山元秀学長が協定書に署名した。
滋賀短期大学からは沖山圭子副学長が、県からは奥山光一子ども若者部長が締結式に同席した。
「幼児教育・保育分野における連携・協力に関する協定」では下記5つの分野での協力を行う。
滋賀県の待機児童数(令和7年4月1日時点)は335人。
要因の一つには、増加する保育ニーズに対して保育士確保が追いついていない状況があるという。
現在、県内には保育士養成施設が4校あるが、少子化や四年制大学への志向の高まりなどにより、滋賀文教短期大学では令和8年度から、びわこ学院大学短期大学部では令和9年度から学生募集停止を発表している。このことから、令和10年度には保育士課程を有する学校は、びわこ学院大学と滋賀短期大学の2校のみとなる。
協定締結を機に、県では滋賀短期大学とともに今年度から取り組んでいるSNSを活用した保育の魅力発信や卒業生への保育士有資格者登録などをより一層進めていくことや、来年度からは新たな連携の取組として、社会人を対象とした保育士試験対策講座の開催などを進めていくこととしている。
協定締結を終えた知事は、県内では待機児童問題や保育人材の確保・定着の課題があるとしたうえで「子どもが笑顔で幸せになる社会はすべての人が笑顔で幸せな社会だと思うので、(本日こうして協定が締結でき)一緒にやっていく契りが交わせたことは大変心強い」と感想を述べ、秋山学長は、「保育士や幼児教育の専門家を養成し、社会の中に広げていく役割を県と一緒に取り組んでいきたい」と話した。
滋賀短期大学(保育士養成課程)
滋賀短期大学幼児教育保育学科
滋賀県大津市竜が丘24-4
令和7年4月1日現在学生数学生現員149人/学生定員160人
昭和45年4月開学(同年12月26日付け保母養成校に指定)