滋賀県内の建設企業、エムズホールド株式会社が国土交通大臣表彰「外国人材とつくる建設未来賞」の「外国人材育成賞」を受賞した。
同賞の受賞は滋賀県内の企業としては初めて。昨年12月22日に都道府県会館(東京都千代田区)で表彰式が行われた。
19日には同社の前田武憲代表取締役会長、仮設事業部の課長・インドネシア人のアアーさんら3人が滋賀県庁に東勝副知事を訪ね、受賞を報告した。
国土交通大臣表彰の「外国人材とつくる建設未来賞」は、建設業界で活躍する外国人材本人や、その育成・環境づくりに尽力する企業・団体を表彰する制度。
外国人材からも選ばれる魅力的な業界であることや、日本人と外国人が共に働く共生社会の実現を目的に2023年に創設された。
表彰対象は3部門。
▽優秀外国人建設技能者賞・・・
建設技能や日本語によるコミュニケーションスキルの習得に関する取組が顕著であり、建設現場での指導的役割を目指す特定技能外国人
▽外国人材育成賞・・・
継続的かつ効果的に外国人建設技能者の建設技能及び就労環境向上に取り組んでいる受入企業
▽未来への取り組み賞・・・
建設技能、日本語能力、共生、事業展開の4つのテーマにおいて、建設業に従事する外国人材に関連した優れた取組
同社は、継続的かつ効果的に外国人建設技能者の建設技能及び就労環境向上に取り組んでいる受入企業を表彰する「外国人材育成賞」受賞6社のひとつに選ばれた。
前田社長によると同社では、売り上げなどの経営状況に関する状況を全社員で共有しており、経営も学びながら人材を育成していく制度が構築されているという。
また、同社管理部の西原卯宏さんは、こども向け書籍を活用して日本語勉強会を定期的開催していると紹介した。
同社の日本語能力向上に向けた取り組みや、イスラム教のラマダンの期間に勤務時間や出勤シフトを柔軟に調整するなどの宗教的な配慮も行っていることなどの就労環境向上の取組が評価を受けたという。
特定技能1号で働くアアーさんも、「すごく働きやすい環境なのでありがたい。滋賀も暮らしやすい」と話した。
報告を受けた東副知事は、外国籍社員の長期定着や地域とのつながりを評価したうえで、「ぜひ県内の他の企業にも共有することで、地域全体での共生社会を実現したい」と期待を示した。
エムズホールド株式会社
代表者氏名:前田武憲
所在地:滋賀県草津市木川町1595
資本金額:5,000千円
従業員数:11人(うち外国人材6名)